ケプラーとオルパース


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投稿者 松本 日時 2002 年 7 月 28 日 20:13:42:

回答先: Re: オルパースのパラドックス 投稿者 スターダスト 日時 2002 年 7 月 25 日 17:24:31:

|> 宇宙が拡大している証拠としての
|> 赤方偏移(遠くの星ほど赤くみえる)
|> という天文学的なオハナシは
|> 私にとっては、なんら証拠とは
|> なりえませんでした。

|> 私が、宇宙の拡大を信じた時は
|> このオルバースのパラドックスを
|> 知った時でした。

∇オルパースのパラドックスについては、下記の
ような記述もあります。やはり本に残すことは
重要なことのようですね。

「なっとくする宇宙論,二間瀬敏史,1998年」
・星が無限の空間を一様に満たしているという
ブルーノの宇宙モデルには、明らかに矛盾がある。
そのことを最初に気づいたのは、ケプラーである
という。
ケプラーは、夜空が暗いことから宇宙は有限で
あると考えた。
もし無限の空間に無限の寿命の星が無数に輝いて
いるなら、夜空のどの方向を向いても、必ずいつか
は星とぶつかる。
したがって、夜空は星で埋め尽くされることになり、
真昼のように明るく輝くことになってしまう。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・もし宇宙が無限ならば、すべての距離から同じ
エネルギーを受け取ることになり、その和は無限
に大きくなって、夜空は昼間のように明るくなる。
夜空が暗いためには、宇宙は有限でなければなら
ない−とケプラーは考えたのである。

・同じことを、18世紀から19世紀に、イギリス
の天文学者ハレーやドイツの天文学者オルパース
といった人たちが気づいている。
しかし、本にそのことを残したオルパースの名前
だけが残っていて、オルパースのパラドックスと
呼ばれている。

・オルパースのパラドックスのもう一つの解決法
は宇宙の年齢は有限であり、星は有限の時間しか
輝かないとすることである。
遠くにある星ほ光ほど、我々にとどくには長い時間
がかかる。

・したがってどんなに遠くにある星でも、もしその
星が無限の過去から輝いていたとすると、十分過去
にその星から出た光は、我々に届くことができる。
これに対して、宇宙の年齢が有限ならその時間の間
しか光は進めないから、遠くの星からの光は我々に
とどかない。
こうして、もし宇宙が無限に広がっているとしても、
夜空が暗いことが保証される。



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