フレア


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投稿者 松本 日時 2002 年 11 月 02 日 23:34:47:

回答先: 月の重力 投稿者 松本 日時 2002 年 10 月 29 日 23:46:40:

∇太陽のフレアについての知識や過去のデータの
確認が不十分にもかかわらず簡単に結論を出して
いる本の紹介をしているH/Pもあり、注意が
必要ですね。

「太陽,ケネス.R.ラング,1997年,原書1995年」
[8.9宇宙飛行士や人工衛星は危険にさらされている]

・ヴァン・アレン放射線帯を通過する人工衛星は、
この領域に閉じ込められている荷電粒子による障害
を常時受けている。高エネルギー粒子は人工衛星の
金属外皮を突き抜けて、内部にあるマイクロチップ
電子回路に障害を与える(極度に小型化された電子
回路は、重さも軽いし消費電力も小さいため、人工
衛星の機能を強化するのに有用である。しかし以前
使用された重くて大きな電子回路に比べて、放射線
の影響を受けやすくなっている)。この危険を回避
するために、遮蔽ケースや放射線に強いコンピュータ
チップを使用することに加えて、衛星の軌道が放射線
帯を横切る時間を最小にしたり、その領域を避ける
軌道を選ぶことが行われている。

・まれではあるが異常に強い太陽爆発によって、非常
に高エネルギーの陽子が宇宙空間に向かって放出され
る。人工衛星がこの高エネルギー粒子の圧倒的な攻撃
を受けると、”切り裂きジャック”に一撃されたよう
に、あっという間に機能を失ってしまう。陽子は比較
的質量が大きいため、光に近い速度まで加速されると
非常に高いエネルギーをもつ(>10MeV)。このよう
な高エネルギー粒子が人工衛星に入射すると、マイク
ロ電子回路や太陽電池は簡単に駄目になってしまう
(宇宙空間においては、重い宇宙線イオンによって
このようなことが発生し、太陽活動極小期において最
も被害が大きくなる)。

・太陽活動周期の極大期においては、地球は平均して
1ヶ月に1回、そして極小期には1年間に1回くらい
の割合でこのような高エネルギー太陽陽子の攻撃を
受ける。しかしこのような太陽活動は比較的短期間に
集中して発生するため、このような平均値は誤解を
招く恐れがある。高エネルギーの太陽爆発は1ヶ月
くらいの間に集中して発生し、それから数ヶ月間は
太陽が次の攻撃の準備をしているように静かな状態が
続く。

・これまでに数個の通信衛星や気象衛星が、太陽爆発
によって機能が奪われているが、宇宙兵器もこれと同
じような効果をねらっている。したがって、もし太陽
活動が原因であることを知らなかった場合は、だれか
が自分たちの人工衛星を打ち落とそうとしているので
はないかという疑惑が発生する可能性がある。

・太陽陽子は非常に高エネルギーであるため、地球
磁場による防御は余り頼りにならず、とくに静止衛星
の場合は深刻な影響を受ける。しかもこれらの高エネ
ルギー粒子は非常な高速で飛んでくるため、警報しよ
うにも時間的な余裕がない。最も高エネルギーの陽子
は、太陽爆発の発生後30分やそこらで地球にやって
きてしまう。

・強い太陽フレアに伴って発生する高エネルギー粒子
の流れは、旅客機の乗組員や乗客に対して悪影響を
及ぼし、とくに極回りルートを飛行する場合に問題と
なる。現代の航空会社は、大気による高エネルギー
粒子の遮蔽が十分でない高空や、地球磁場による遮蔽
効果が薄い北極の上空で多くの航空機を運行させてい
る。高エネルギー粒子は磁力線に沿って入射し、極
地帯では下部大気層まで侵入してくるため、乗客は
高レベルの放射線にさらされることになる。旅客機が
より高空をそしてより極に近いところを飛ぶほど、
放射線被曝量が増加する。

・したがって、頻繁に極回りルートで旅をする人や
パイロットなどの旅客機乗組員は、健康を脅かされる
危険性が高い。20年間にわたって飛行中の放射線
被爆を受けた場合、致命的ながんの発生率は約1%で
あり、平均的な喫煙者におけるがん発生率よりも低い
ものの、2次喫煙者の場合よりも高率である。とくに
妊婦の場合は、赤ちゃんに放射線被曝の危険を及ぼさ
ないために、このような空の旅を控えるよう強い勧告
がなされるべきである。

・宇宙飛行士や高空を飛行する軍用機パイロットたち
にとって、宇宙放射線被曝の問題はさらに深刻である。
米国核防衛局の専門家によると、高空を飛ぶパイロッ
トたちは、太陽放射線粒子によるきわめて高レベルの
放射線被曝に一時的に対処するために、何種類かの
薬剤を携行しているそうである。これはまさに愛国心
と経費を天秤にかけるような問題である。

・宇宙の高エネルギー粒子は遺伝子に悪影響を与える
ため、宇宙飛行士は宇宙に出ていく前に欲しい数だけ
子供を得ておくことが暗黙の了解事項になっている。
さもないと、奇形児が産まれる可能性がある。ホルモ
ンの関係だと思われるが、男性のほうが女性よりも
放射線に対する抵抗力が強く、45歳から50歳まで
の間でこの抵抗力はピークに達する。そこで身体に対
する考慮を優先させるとすれば、一般にいって宇宙
飛行士は中年の男性であることが望ましく、通常その
ようになっている。

・宇宙空間は危険な放射線に満ちており、笑い事では
すまされない問題をはらんでいる。地球磁場による
遮蔽が有効に働いているはずの低緯度・低高度軌道に
おいてすら宇宙飛行士たちは、高エネルギー粒子が
彼らの眼球の中でチカチカと光を発するのに悩まされ
ている(高エネルギー粒子が宇宙船の外壁を突き抜け
て眼球を通過するとき、蛍光を発するためである)。

・これまで重大な悲劇が発生しなかったのは、月面
での滞在期間が比較的短く(数日間)、その間に強い
太陽爆発が発生しなかったことによる。幸運にも、
1972年8月における非常に強かった一連の太陽フレア
は、同年の4月と12月に行われた有人月飛行(アポロ
16号、17号)を外れた時期に発生した。もしこの太陽
爆発に遭遇したとすれば、遮蔽が不十分な宇宙船に乗
っていたアポロ宇宙飛行士たちは、致命的な障害を
受けていたと思われる。

∇アポロ宇宙船の月面着陸の疑念を紹介したH/P
です。「アポロ16号が飛んだのは巨大なフレアが
はじまったとき」という説明もあります。

「NASAアポロ計画の謎」
http://www2g.biglobe.ne.jp/~aviation/apollo.html

∇各国の地球観測衛星の紹介です。

「世界の地球観測衛星」
http://wwwhoshi.cis.ibaraki.ac.jp/useful/useful10.html

∇日本の月探査計画です。

「SELENE-Bシンポジウムの講演原稿について 」
http://moon.nasda.go.jp/ja/symp/meetings/selene-b_2001/BsympoMS.html

∇人工衛星の寿命、故障、技術などについての説明
があるH/Pです。

「SSCnote.ホ−ムペ−ジ:宇宙をもっと身近に!」
http://www2s.biglobe.ne.jp/~gshirako/index.html
「SSCnote.ホ−ムペ−ジ:宇宙技術者の心得」
http://www2s.biglobe.ne.jp/~gshirako/engineer.html
「SSCnoteホ−ムペ−ジ:宇宙デ−タベ−ス」
http://www2s.biglobe.ne.jp/~gshirako/database.html



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