投稿者 松本 日時 2003 年 5 月 11 日 10:27:22:
回答先: 訂正します。 投稿者 海風の舞 日時 2003 年 5 月 10 日 00:02:47:
|> 『太陽光や風力・燃料電池などによる家庭発電の時代の到来を
|> 熱く語ります。』
|> とありました。 ・・太陽光や風力? 本当でしょうか・・?
∇「原子力発電で本当に私たちが知りたい120の基礎知識,
広瀬隆,藤田祐孝,2000年,東京書籍」という本の中の
6.電力をめぐる新しい波
に、太陽電池や風力発電と、燃料電池とを組み合わせた
家庭発電についての説明がありますので、たぶんこの話
でしょう。
但し、実用化と普及については、国の政策的な問題や
電力供給に関する利権問題など、いろいろな障害が
あるのでは、と予想されます。
とはいえ、最近の日経サイエンス(2003年6月)には
原子炉解体の問題が米国からの報告という内容で、
日本の場合、東海で930億円と予想されている
廃炉費用の問題などが指摘されていす。
また、核燃料埋設計画に対する地質学者の異議も
別の記事として載っています。
例えば、米環境保護局のガイドラインは、
今後1万年間の被爆量規制であるので、埋設される
長寿命放射性核種の中には半減期が2万4000年を
超えるものがあることを考慮していないことなどが、
指摘されています。
どちらにしても、1万年単位の長期間の保管を
これから生まれてくる子孫に追わせるのは、
異常事態と認識する必要があるでしょう。
核テロの問題もあることですし。
これらの事を総合的に考えれば、今後、太陽電池
と燃料電池とを組み合わせた家庭発電を普及させる
というのは適切な判断の一つに思えます。