投稿者 佐々木kazumasa 日時 2003 年 7 月 11 日 19:36:47:
回答先: Re: 電子は自転したり公転したりするのでしょうか 投稿者 スターダスト 日時 2003 年 7 月 11 日 18:52:00:
|>
|> そうですねぇ、実際に私の頭の中にある
|> 電子に関するイメージは、単純な点電荷ではありませんね。
|> 量子力学ではなく、量子論的(ニアリーイコール古典論的)
|> な描写を採用するならば、素粒子たる電子がもつ磁気に関する
|> 近似的な理解としては、点電荷による説明はかなり有効です。
|> 何もまわっていない、、という。
|> 一方においてさまざまな実験は、電子は点ではないし
|> 裸でウロチョロしているものでもない、ということを
|> 示しているとのことです。
|> 巨視的な世界に住む私たちの認知力、理解力は
|> ケースバイケースにおいて、点であろうと雲であろうと
|> 渦であろうとコブであろうと結び目であろうと、輪であろうと
|> 糸であろうと、小さな世界の理解のために、たくさんのモデルを
|> 都度、必要とするかもしれません。
|> >波粒の波動性に注目していくと、、、
|> 電子雲の確率密度を制御することって可能なのでしょうか。
|> 昔から想像していたことなのですが
|> 統計的な操作になると思うのです。
|> マクロな操作がミクロな世界の相転移をもたらすことは
|> よくある話しです。人間界でもです。政府の政策が
|> 特定の人間の人生を大きくかえることがあります。
|> コスモゾーンのあの手塚さんの絵は、とても
|> シンプルな図解でした。私も嬉しくうなづいた
|> ものです。(なつかしい)
|> さきほど電子がハダカでウロチョロしてはいない
|> ということを書きましたが、電子は常に
|> 光子を吸い込んだり吐き出したりしています。
|> 電子自体が自ら雲であり、その雲が別の雲を
|> まとっているわけで、その雲は自分自身も含み
|> 光子の雲も含み、、というカンジなのでしょうかねぇ。
|> 学者さんじゃぁないんでわかりませんが。
|> この光子を吸ったり吐いたりすることで、
|> ある電子は別な素粒子、たとえば電子とのあいだで
|> 相互作用を起こします。電子間の反発力を電子相互に
|> 伝えているのは光子だというわけです。
|> 電子間の電気的な反発力=クーロン力を伝えているのは、
|> 光子だというわけですね。
|> 「場」という説明もシンプルでわかりやすいけれど
|> 光子のキャッチボールにより電子と電子とが
|> 離れていく、、というのは面白い説明です。
|> そしてどちらの説明も真実を正しく理解するための
|> さまざまなモデルの一例です。
|> 電子同士の光に相当する別の例を。
|> 陽子と中性子も互いに中間子をキャッチボール
|> しています。こちらは引力を中継する
|> 中間子のやりとりですね。
|> 中間子を投げたり受け取ったり
|> するたびに、中性子は陽子に変身し
|> 陽子は中性子に変身し、という
|> 変なこともおきているとのことです。
|> するってぇと、原子核の中の
|> 2大構成要素である中性子と陽子は
|> 中間子の海のなかで変身しながら
|> プカプカ浮かんでいるわけでして。
|> 陽子だけからなる重い原子核の存在が
|> 不可能な理由は、原子核の中に
|> 中間子がないため引力を媒介するものがなく、
|> 陽子同士の反発力(光のキャッチボール?)
|> だけが有効になって、原子核がバラバラに
|> なってしまうから、、という説明も
|> あります。
|> -----------
|> みなさま。
|> 以上はウロオボエによるアサハカな私の理解による
|> 説明なので、けして鵜呑みにしないでくださいね。
|>
|> ----------
|> 日常世界にあるモノゴトをモデルにして
|> 小さな世界を理解することは、簡単だと
|> 思われるかもしれません。
|> しかしながら、現象の特定の側面には
|> Aのモデル、別の側面ではBのモデル、
|> そしてAとBは互いに矛盾する、、
|> このようなことは往々にしてあるわけでして。
|> 真実の切り出し方、近似の仕方がたくさんあって
|> それらの連関が矛盾に満ちていて謎なとき、
|> それは理解への推進力となります。
|> 宇宙は非常にシンプルなのですが
|> われわれ人間の理解力は未整理で
|> 複雑怪奇です。
|> 理解のためのひとつの強力な手段は
|> 数学の習得です。
|> 数学というユニバーサルな言語を
|> 修練によって会得した者は
|> 日本語などの自然言語による説明よりも
|> はるかに容易に宇宙を理解できるように
|> なります。
|> 宇宙はシンプルですので、シンプルな言語による
|> 説明が適しているわけです。
|> あ、そこのあなた、数学がオキライですか?
|> 私もですよ!苦手だし骨がおれるし。
|> でも数学による記述によってのみ理解できる
|> こともあるのだということを、とりあえず
|> 聞いておいてください。信じなくて良いから。
|> 世の中には数学ならぬ、「数覚」という
|> 知覚能力を鍛え上げた人たちもいるのですね。
|> 彼らにとっては、単純この上ない理解の方法です。