投稿者 星は何でも知つている 日時 2001 年 5 月 04 日 21:22:05:
回答先: Re: 教えてください 投稿者 松本 日時 2001 年 5 月 04 日 09:27:38:
|> ∇十分な検証というのは、かなり難しいように思え
|> ます。一つには、個人差があること、二つ目は、生体
|> への影響を計測する手段が完全に確立しているわけ
|> ではないこと。三つ目は、現在の計測方法を全て活用
|> すると大掛かりな設備も必要であること。四つ目は、
|> 時間による影響の蓄積を計測すると時間がかかること
|> −などでしょうか?
|> パラメータとしては、1.周波数,2.変調方式,
|> 3.強度とその変化の仕方,4.電磁波なのか磁場
|> なのか電場なのかそれともそれらが複合されたもの
|> なのか,5.影響を与える人体の場所、6.影響を
|> 与える時間−などが考えられます。
|> 逆に積極的に影響を与えて治療に使うものとし
|> ては、下記の「大脳皮質磁気刺激装置」があります。
|> これだけでは、限られた周波数領域での磁場の
|> ある特定の変調方式での影響の検証だけですが。
|> これ以外では、どこかのH/Pで細胞への影響
|> を調査したものも載っていたと記憶していますが、
|> 許認可の関係で厚生省あたりが一番情報を持ってい
|> るのではと思います。また、ご存知だと思いますが
|> このH/Pにも一部関係するH/Pとリンクがはら
|> れています。(杉山研究資料室)
|> 「脳のイメージング,柴崎浩と米倉義春,1994年」
|> ”大脳皮質磁気刺激法”より
|> ・英国のバーカー博士らは1985年に磁気刺激装置を
|> 開発し、頭の表面から運動皮質を刺激することに
|> 成功した。これは、頭の表面においたコイルに、
|> 蓄電器から強い電流を瞬間的に流して磁場を生じさ
|> せ、それによって深部に生じる電流で脳を刺激する
|> 方法である。磁場は脳表面の種々の組織によって
|> 減衰されにくいので、比較的弱い磁場でも大脳皮質
|> には十分な電流を流しうることになり、それだけ
|> 被験者に与える苦痛が少なくてすむわけである。特
|> に最近では、コイルに種々の工夫が加えられて、
|> 大脳皮質の非常に限局した部分を選択的に刺激する
|> ことが可能になってきている。
|> ・ヒトの脳を磁気で刺激する場合には、当然予想
|> されるように、脳に対して何も悪影響を及ぼさない
|> であろうかという疑問が生じる。実際この方法が
|> 世界的に普及し始めた時から、この疑問に向けて
|> 多くの動物実験による検討が加えられてきた。現在
|> の考え方の趨勢としては、よほど強い磁場を、
|> しかもくり返し多数回与えなければ害はないと考え
|> られている。特に、世界的に多くの研究施設で、
|> ヒトを対象とした検査が多数行われてきたが、実際
|> に障害が起こったという報告はまだない。わが国
|> でも、特定の刺激装置に限ってではあるが、ヒトの
|> 脳を刺激してもよいという認可が厚生省から出され
|> た。もちろん、てんかんの患者では脳の特定の部分
|> が非常に興奮しやすくなっていることが考えられる
|> ので、刺激を与えることは原則として避けなければ
|> ならないが。
*有難う御座います。
磁気を治療のために、有効に使うことの試みが成功すれば
人体への悪影響についても、解明されて行くわけですね
いろんな分野で、日々努力がおこなわれているのですね。
新発見がでましたら、また御享受くださいませ。