投稿者 スターダスト 日時 2001 年 7 月 13 日 09:38:55:
回答先: Re: ふと・・・ 投稿者 松本 日時 2001 年 7 月 12 日 00:14:25:
あまり関連性の無い話題ですが。
冥王星が発見された後
はたして冥王星の質量はどれほどなのかが
科学者によって推定されました。
冥王星の放つ光の分析と
今までの経験価によって
質量が算出されたのです。
ニュートン力学と
およびに観察された軌道、
公転周期などからは
冥王星の質量は算出できなかったのです。
いったん結論が出て
各種の資料や教科書に
記録が残された後
冥王星の衛星が
発見されました。
カロンと名前がつけられました。
こうなると話しは別です。
一種の2重連星系で
主星(惑星)と伴星(衛星)の周回タイミング
が観察されると
主星と伴星の質量の合計がわかってしまうからです。
これはニュートン力学から計算されます。
ただし、質量比があまりにも違う場合には無力ですが。
このせいで、冥王星と太陽との関係からだけでは
冥王星の質量は求められなかったのです。
ひとたび、両方の星の質量の合計がわかってしまうと
あとは、それぞれの質量の比率がどれほどかが
問題となります。
観測によって、互いの軌道がどのようになっているかを
見れば、質量の大きいものは、あまり動かず
質量の小さいものは、動きやすいことから
質量比が計算されます。
このようにして、冥王星の質量が
比較的正確に求められましたが
当初の、光の明るさなどから求めた
質量推定値の100分の1ほどの
値になってしまったそうです。
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月と地球も連星系とみなせますので
両者の質量の合計、あるいは
軌道の観測により
質量の比率が求められます。
このことは、ケプラーと
ニュートンの業績に負うています。