投稿者 松本 日時 2002 年 2 月 10 日 16:00:31:
回答先: GHZ 投稿者 松本 日時 2002 年 1 月 27 日 12:19:58:
|> ∇ハビタブルゾーン(居住可能領域)は以前、太陽系に
|> ついて議論されていましたが、最近になって、銀河系に
|> まで拡張されて議論されているようです。
|> 約30億年後には銀河系とアンドロメダ銀河が接近する
|> ことが予想されています。
|> 人類は、それまでに他の銀河系への移住を実現する方法
|> を見つける必要があるでしょうし、それ以前に幾つかの
|> 難題を解決しなければならないと思われます。
|> 主義主張,民族,宗教,国家や企業の利害の違いなどで
|> 争いをするようなヒマはないはずなのですが。
|> 1.2050年
|> ・人口増大への対応(水,食糧,エネルギーの確保など)
|> 「NHK地球白書,古川潤編著,2001年」参照
|> 2.数千年後
|> ・氷河期への対応(食糧,エネルギーの確保など)
|> 3.数万年から一千万年後
|> ・彗星の衝突への対応(スペースガード計画の拡大など)
|> 「日経サイエンス2002年03月」より
|> [過酷な宇宙で生き残れる場所は]
|> ・私たちは1999年、CHZ(Circumstellar Habitable Zone)
|> に相当する概念を銀河系にも拡張する提案をした。
|> 銀河系のハビタブルゾーン(GHZ:Galactic Habitable Zone)
|> という概念の提唱だ。
|> ・私たちの現時点の研究は、GHZの詳細を説明するには
|> まだほど遠い。生命に対する脅威を正確に見積もるには、
|> 彗星、銀河核、超新星、ガンマ線バースト、恒星系の力学
|> について研究を継続する必要がある。
|> しかし、GHZの大まかな青写真は描けた。
|> 銀河の中心に近い部分では軌道の不安定性、放射線バースト
|> と彗星の脅威などに苦しめられる。
|> 外側の部分は比較的安全だが、金属量が少なくなるために
|> 地球型惑星は小さいものしかできない。
|> GHZは、銀河内の薄いディスクにおけるリング状の領域
|> (太陽が存在する場所を含む)だろうと考えられる。
|> ・GHZは確率的な考え方だ。この領域内にあるすべての
|> 惑星が居住可能なわけではない。しかし、居住可能性は
|> GHZの内側の方がずっと高い。
|> GHZの参考資料は下記のH/Pにあります。
|> http://xxx.yukawa.kyoto-u.ac.jp/
|> 1.Astrophysics, abstract astro-ph/0012399
|> http://xxx.yukawa.kyoto-u.ac.jp/abs/astro-ph/0012399
|> [An Estimate of the Age Distribution of Terrestrial
|> Planets in the Universe: Quantifying Metallicity
|> as a Selection Effect]
|> 資料を「PDFファイル」でダウンロードしたい場合は、
|> Paper: Source (61kb), PostScript, or Other formats
|> の「Other formats」をクリックすると、
|> 「Format selector for astro-ph/0012399」
|> http://xxx.yukawa.kyoto-u.ac.jp/format/astro-ph/0012399
|> ここで、
|> PDF
|> Now includes fonts, needs Acroread 3.01 [Create PDF]
|> をクリックすると資料をダウンロードできます。
|> 下記も同じようにすると資料をダウンロードできます。
|> 2.Astrophysics, abstract astro-ph/0103165
|> http://xxx.yukawa.kyoto-u.ac.jp/abs/astro-ph/0103165
|> [The Galactic Habitable Zone I. Galactic Chemical Evolution]