投稿者 松本 日時 2002 年 2 月 17 日 11:52:30:
回答先: 腐りかけのリンゴ 投稿者 星はなんでも知っている 日時 2002 年 2 月 17 日 07:03:36:
|> 先進諸国のエネルギーの大量消費、都市の
|> 巨大化、人口増加による食料問題、これらの
|> 問題は多少の対策がとられてきたとは言え
|> 膨張しつずける人間の欲求によつてかき消さ
|> れてしまつたかの様です。
|> さらに、とりわけ中国の工業化によつてこれら
|> は加速され、にわかに現実みをおびてきている
|> ことを再認識し、行動に移す時がきたように
|> 感じています。
∇確かに、あまりゆっくりもしていられなく
なってきています。
最近、ほぼ日本の人口に相当する数の人達が、
中国でも比較的裕福な生活をするようになり、
地球の資源に影響を与えるようになりました。
これが将来、中国のほぼ全人口の人達が比較的
裕福な生活をするようになると、今の約10倍
の資源を中国で消費することになり、地球環境
への影響は更に深刻になると予想されている
わけで、なかなか頭を悩ませる問題です。
これからは、先進国は生活レベルを下げる必要
に迫られるでしょうが、今までの生活レベルを
下げるには強い抵抗が存在します。
発展途上国も地球への影響をなるべく少なくした
発展方法を模索する必要に迫られるでしょうが、
先進国の援助だけで満足しないで、自ら現状を
把握し、解決策を先進国から派遣された人達と
いっしょになって考えることも必要と思われます。
今までのように先進国だとか発展途上国だとか
という枠の中の考えにとらわれていても解決の
道は得られないと思えます。
地球全体の未来が次第に明らかになるにつれて
解決にはなるべく多くの人々が知識と認識とを
共有し、そしてなによりそれに基づく実行が必要
なことがわかってきていると思います。
|> きっと宇宙から見ると、この地球は腐りかけ
|> のリンゴに見える事でしょう。
∇地球は過去、何度も壊滅的な打撃を受けている
と言われています。
例えば、相互に関連をもたない多くの海洋生物が
同時に絶滅する大量絶滅が、2億5000万年の
間に9回、およそ2620万年の間隔をおいて
起きています。
6500万年前の生物大絶滅ではイリジウム異常
帯が発見され、巨大隕石の衝突説などの有力な説
も出たこともあり、白亜紀の終わりに恐竜が絶滅
したことは良く知られるようになりました。
周期的に起こる生物の大量絶滅にもかかわらず
生命は新しく種を生み現在に至っているわけです
から、地球が完全に腐ったリンゴになるにはずっと
先の将来、太陽の寿命が終わりに近づいたころに
なると思われます。
そうはいえ、人類や現在の他の生物の生存の可否は、
今のところ、人類がもたらす地球資源の行き当たり
ばったりな消費に依存してしまっているので、地球
は急速に生命が住むに適さない環境へとなりつつ
あることは事実です。
他の惑星で生命が住むに適した環境をもつものは、
地球人類には未だ見つかっていないため、なんとか
地球環境を悪化させないよう努力が払われると思わ
れますが、そのためには、地球環境に影響を与える
要因とその影響の大きさを詳細に解明し、その要点
を多くの人達が理解し、知識を持つ必要もありそう
です。