投稿者 星はなんでも知っている 日時 2002 年 3 月 25 日 05:52:35:
回答先: 最終回スペシャル 投稿者 スターダスト 日時 2002 年 3 月 24 日 16:56:48:
|> |> 今週の日曜日、知ってるつもりの最終回スペシャル
|> |> として、仏陀の放送が有りました。
|> 私も最初から最後まで
|> 視聴しておりました。
|> |> 人間釈迦の苦悩と悟り、現在の私達の心を取り巻く
|> |> 状況は時代を経ても、あまり変わっていない様です。
|> そのように思います。
|> ゴータマ・ブッダを取り巻く
|> あの時代とあの地域においても
|> 私たちの今の時代とよく似ているような
|> 気がします。
|> 古典的な僧侶階級による
|> 形骸化した祭祀主義が
|> 崩壊しつつあり、
|> カースト制度が一時的に弱体化しており、
|> およそ200を超える
|> 新しい思想家達の主張が
|> 勃興し、
|> 農業が衰えつつも
|> 汎地域的な商業が興隆し、
|> 商圏やルートの利権あらそいで
|> 紛争、戦争が多発しておりました。
|> |> 番組の内では、釈迦が菩提樹の下で悟りを開いたと
|> |> ありましたが、釈迦が悟りを得た状況については
|> |> 触れていませんでした。むろん釈迦本人にしか分かる
|> |> はずも有りませんが。
|> もっとも興味あるところですね。
|> 個人的には、ゴータマ・ブッダの
|> 実践的な手法は
|> きわめて価値が高いと思っております。
|> ただし、
|> 日本仏教(北伝の大乗仏教)は
|> しかも、神話的要素が付け加えられ、
|> 哲理においても極めて難解で、
|> どういうわけか
|> 古代のインドや中国の諸思想や
|> いかがわしい呪法、儀式、概念が
|> まざってしまっていたりします。
|> 日本仏教は初心者の理解を超えるような
|> ところがあります。
|> かといって、念仏や唱題のみで
|> 救われるといった、
|> 一種の「反復信念?」による
|> 救済論もまた、個人的には、
|> ですが
|> 遠回りのような気がします。
|> もしも、難解な哲理や
|> 単純な想念反復や
|> 密教的な儀式、
|> だどで、人が救済できるものならば
|> ゴータマ・ブッダは
|> そのことを明示したでしょうけれども
|> そのようなことは、なかったと
|> 思われます。
|> さて、
|> ゴータマ・ブッダが教え諭した
|> 実践論は、極めてシンプルです。
|> 後に、弟子たちが数百年かけて
|> 体系にしたもののなかで
|> 伝えられるものとして
|> 「八正道」という実践論が
|> あります。
|> もとから「八」だったかどうかは
|> 不明との学術研究もあります。
|> その真髄は
|> 「慈悲の念に従った想念を持ち
|> 慈悲の念に従った行動をしなさい」
|> ということになります。
|> これが、ブッダが普遍的に
|> 伝えたかった、真理にいたる道のようです。
|> 話を元に戻します。
|> ゴータマ・ブッダが菩提樹の下で
|> どのように悟りにいたったのか
|> すごく興味深いのですが
|> 直前のキーワードは
|> 「中道」だと、番組の中では
|> 紹介されていました。
|> 楽器ですが、
|> 「弦を張りすぎれば、弦は切れる、
|> 弦をゆすませれば、良い音は出ない」
|> それを見ながら、ふと、思ったのですが、
|> 死にいたるほどの孤独な「苦行」を
|> 続けてきた、ゴータマ・ブッダが
|> 苦行では何も得られないと感じて
|> フラフラになりながら苦行地を
|> 離れた道すがらに出会った
|> 村の娘、スジャータに
|> 乳を与えられたという伝承、
|> ここにも大きなキーワードが
|> 隠されているような気がいたします。
|> 番組の中でも触れられていましたが
|> 当時、苦行中の沙門に
|> 周りから、おせっかい的に
|> 便宜を与えることは禁忌でありました。
|> 例えば、断食中に、食事を与えるなどは
|> 妨害そのものである、と考えられていたようです。
|> 村娘スジャータが、
|> 仮にその禁忌を
|> 知っていたにせよ、
|> 知らなかったにせよ、
|> 初めて出会った見知らぬ
|> 得たいの知れない沙門、
|> 弱っている沙門に
|> 声をかけ、いたわり、
|> 慈愛の念によって
|> 乳を与えたこと、
|> この行動と想念は
|> ゴータマ・ブッダにとって
|> 大きなキーワードと
|> なったのではないでしょうか。
|> ゴータマ・ブッダほどの
|> 鋭敏な知覚力をもった人間に
|> スジャータの素朴な愛の想念が
|> どのように響き渡ったことでしょうか。
|> 中道と慈愛、
|> ゴータマ・ブッダが悟りに至る
|> 直前にこのような出来事が
|> あったことは、とても
|> 興味深いと思われます。
|> −−−−−−−−−−−−−−
|> さて、八正道なのですが
|> さきほども申し上げた通り
|> 「慈悲の念に従った想念を持ち
|> 慈悲の念に従った行動をしなさい」
|> ということにつきます。
|> 私、スターダストは
|> この実践論は
|> アダムスキーの提唱の想念観察と
|> 極めて密接な関係があると
|> 思っております。
|> 真理に至る道として、
|> もっとも近い道なのではないでしょうか?
|> ブッダの弟子の一人が
|> 「塵、芥を清め払えたまえ」と
|> 念じながら、すべての人の履物を
|> 掃除し続けたことにより
|> 阿羅漢にいたっという伝承も
|> 番組に取り上げられました。
|> センスマインドのなかの
|> 「塵、芥を清め払う」
|> ことこそが
|> 肝要だと思われてなりません。
|> 汚れを取り払ったときに
|> 真理の光は輝きを増すのでしょう。
|> −−−−−−−−−−−−−
|> とはいえ、塵、芥、だらけな
|> 自分なのですけれども
|> 少しでも多くの時間をさいて
|> 想念観察をしていきたいです。
*そうですね、出家や寺などに入ることなく
日常の生活を送りつつ、悟りを開く方法と
して”想念観察”は重要と私も考えています。
宇宙の意識は貴方と共に。
合掌