投稿者 らむじ 日時 2001 年 4 月 12 日 19:18:22:
二十日間の珍道中、いろいろ聞きたいけれど
それは今後のお楽しみにしておきます。
金沢大助教授から今度東大助教授になった
福島 智さんは、9才のとき全盲となり
18才で聴覚障害者になりました。
彼は自分自身の障害について、
「私は、全盲であることや、聴覚障害があること
は自分が生きていく上で、自分に与えられた条件である。」
と言っていました。つまりそのことをなげく
のではなく、与えられた条件を前提として
前向きに人生を送りたいということです。
そして東大で彼は次の三つのことを研究したい
そうです。
*障害者と大学との間のバリア−について
*学問の専門家とのバリア−について
*バリアフリ−とのバリア−について
最後の「バリアフリ−とのバリア−について」
というのは街中においても家庭においても
バリアフリ−の設計は弱者のため、あるいは
障害者のために作ってやっているんだという
健常者のごう慢な考えを否定したものです。
以前、キムタク主演のテレビドラマ(タイトル
忘れました)で常盤貴子が足の不自由な恋人役
で車いすに乗っていました。そしてキムタクが
自分の足で、恋人の座っている車いすの向きを
変えたのです。この場面については彼が自分で
考えたといっていました。
健常者が障害者に特別な気を使うことが、互いの
心のバリア−になっていることを彼は知って
いたのですね。
健常者であれ障害者であれ街を自由に動き回りたい
のは同じです。誰もが暮らしやすい街づくりを
私達も考えないといけませんね。