投稿者 らむじ 日時 2001 年 5 月 24 日 21:10:41:
庭でカエルが鳴いている。
カエルの鳴き声を聞くのは久しぶりだ。
「全国47の管区・地方気象台でトノサマガエル
が観測されたのは10気象台だけで、34気象台
が姿を見ていない」と毎日新聞に書いてあった。
これは日本だけの現象ではなく、世界中でとりわけ
80年代はじめからカエルの減少が目につく
という。
「カエルが消える」という本によると
カエルは最初の犠牲者で、人間の身にふりかかる
地球規模の環境異変が起きているのではないだろうか、
原因をつきとめたときには、すでに手遅れでは
ないだろうかと憂慮する科学者もいると新聞は
結んでいる。
なるほど、農薬・ダイオキシン・ごみ問題等
人間が自然界に与える影響は計り知れない。
小泉首相がごみ問題の答弁で『植物も動物も
ごみは一切出さない。人間こそが(地球にとって)
異星人と思われる』と発言している。
変人らしい名答だ。
「悪魔でも自分の住処は壊さない」とアダムスキ−
が言っていた。地球人は惑星地球に仮住まい
しているだけの異星人かもしれない。
きっと元の星がごみだらけになって移住してきた
のだろう。
もっともカエルの減少は環境汚染だけではないかも
知れない。若者はテレビゲ−ムと携帯電話に夢中
になっている。誰もカエルのことなど考えていない。
いや必要としていないのだ。人間が必要としない
ものは神が持ち去る。テレビゲ−ムや携帯電話の
急速な普及とカエルの減少にはなにか因果関係が
あるかもしれない。まあ、こういう難しい問題の
分析は科学者と宗教家にまかせておこう。
庭のカエルは私が眠る頃に鳴きだす。
カエルの子守唄を聞きながら眠る。
なんという贅沢だろう、まさに至福だ。
いましばらくカエルの声を楽しみたい。