投稿者 らむじ 日時 2001 年 6 月 15 日 22:08:15:
紙飛行機は風まかせで不安定だから
今日から宅急便にした。なにせ
クロネコヤマトときたら、阪神淡路
大震災のときも翌日の朝に被災地に
荷物を届けてくれた。きっと彼らは
緊急時には魔女のホウキを使って
いるに違いない。だから安心だ。
ところで今日は十数年前に体験した
ことを話そう。会社へ出勤する途中、
前方から取引先のA君が私の知らない
人物としゃべりながら、こちらに
向かってきた。私に気が付くだろうと
思いながら歩いていたが、いっこうに
気が付く様子がない。
「失礼なやつだ」そう思いながら、
私は接近してくる彼に「やあ」と
手を上げようとした瞬間、「違う」
と言う声が頭の中に響いた。
そう彼は本当にA君に似ていた。
少なくとも私の目はそう信じ込んでいた。
しかしどうやらそれは他人のようだった。
会社に着くと念のためA君に電話した。
彼は取引先にいた、物理的にあの時間に
私とすれ違うことは出来ない。
しかし世の中にはよく似た人間がいるものだ。
自分にそっくりの人間が世の中には7人いる
と言うが、本当のようだ。
このとき私は一つの教訓を得た。
目の言うことは当てにならん、印象
(インスピレ−ション)を優先しようと。
前回も書いたように印象は心とは別の
ところからやってくる、それは人体の細胞や
空間の原子、ときに過去世の記憶からやってくる。
人間が寝てようが起きてようが関係なくやって来る。
それは創造主の導きであり、提案である。
そして心(主に四つの感覚器官)が推理を
始める。すりきれた録画テ−プを回し始める。
上記の話でいくと、『A君に似ている人物が来る』
という印象が起きる。目が確認する、「間違いない」
目がつぶやく。そこで推理は終わる。
しかし印象は継続してやってくる。『A君に似ている
がA君ではないぞ。』とささやく、しかし
心はすでに推理を終えている。つまりもう印象の
ささやきを聞いていない。
このように断片的にしか印象を捕捉しないので
人間はしばしば間違いを起こす。
正しい推理とは印象の前後の関連を認めること
であるとアダムスキ−は言っている。
なぜ心はこのように未熟なのだろう。
それは肉体が作られる度に、彼ら(四官)も
新生するからだ。いつも一から始める。
私が過去世では女にもてたと言っても、
経験不足の彼らは信用しない。
そのくせ女にもてたがる。
まあ、心の訓練はゆっくりやろう。
なにも人生は今だけじゃない、ゆっくりと
努力することが未来の自分(転生した)に
投資することになる。密教ではこのことを
蓮に例える。泥の中で育った蓮が、
或る日ポンと花を咲かせる。だから永遠の
自分を見つめよう。
ところで子供達は元気かい。
たくましい母の子はたくましい大人になる。
そろそろ第二の竜馬が現れてもいい頃だ。
白馬に行く前に竜馬の銅像の前で子供達に、
この偉大な人物が歴史のなかでどんな
役割をしたか聞かせてやれよ。
きっといつか役に立つ。