投稿者 スターダスト 日時 2006 年 11 月 11 日 18:40:32:
回答先: Re: 人間は平等か? 投稿者 雨鈴 日時 2006 年 11 月 09 日 21:43:15:
こんにちわ。
|> 例えば一つの調和した社会と考えられる人体について、それは共産主義的かと問われても答えようがありません。
|> 自然界では生き物の相互依存関係が知られていますが、弱肉強食・実力至上主義的な生存競争という面も存在します。
|> 建設的な活動をする生き物がいるのと同等に、破壊的な活動をする生き物もいます。
|> 環境に適応した生き物は存続できますが、環境に適応しない生き物は簡単に排除されてしまいます。
そうですね。おっしゃる通りです。共産主義経済体制というのは、人間の自覚的な営みによって創り上げるものであって、自然界に存在するものではないと考えられます。歴史を遡れば原始共産制があったと分析されているようですが、有力な考古学的な証拠が少ないために私はあまり同意できません。
|> 共産主義という呼び方にはすごく抵抗があります。
名前が悪ければ、「・能力に応じて働き必要に応じて獲得する。」経済体制として読み替えてください。 膨れ上がった所有欲など拝金主義とは一線を画した、社会の一人一人が奉仕者となって他に尽くし、それでいて、一人一人が自己の実現を図ることが出来る社会における経済体制だと考えられないでしょうか。これはイデオロギーの問題ではないと私は考えています。
|> 何かの枠組みで規定されてしまうと、非常に息苦しく感じてしまいます。
なにごとも名前をつけると、真理から遠ざかるかもしれませんね。
|>
|> |> ところで、マルクスは共産主義社会は徹底した民主主義の上に構築されることを想定していました。 驚くべきことに実際の我々が抱く共産主義のイメージとは雲泥の差です。 基本である民主主義を放棄した以上、共産主義経済社会の構築などそもそも無理であるとマルクスが存命ならば喝破したことでしょう。
|>
|> いろいろと調べていましたが、私にはマルクス的な考え方は無理です。
ええ。マルクスは負の遺産が多すぎます。 資本主義=拝金主義の世の中で、勤労者達があえいでいる、そのようなことをなんとかして経済学の建て直しでもって解決できないか? 最初のスタートはそこにありました。
地球の有史以来はじめての、自称共産主義政権が出来たのはフランスのパリです。 これをパリ・コミューンと言います。 興味深いことに、存命中のマルクスは、「あんな奴らが共産主義者なら俺は違う」と言い放ちました。 パリ・コニューンは外圧によってほどなくして崩壊していきました。
|> 人間や社会のいろいろな問題について考え始めるところまでは一緒ですが・・・。
|> 私なら「人によっていろいろな考え方があるなぁ」「柔軟な考え方ができそうだなぁ」と思うようなところを、マルクスは自分自身の主義主張で埋めて論理を進めてしまうので共感を持つことができません。
それは、マルクスやエンゲルスの本意ではなく、マルクスに続いた思想家・運動家たちが、ゆがめた結果だと考えています。
|> 同じ価値観を持ち合わせている人でないとマルクスは受け入れられないのではないかと感じました。もちろん個人的な感想ですが・・・。
歴史上の大失敗は、まさしくそこにあるのです。 マルクス主経済体制は、民衆が自ら選択した時にはじめて成立するものです。さもなければ崩壊への萌芽を必然的に含むスターリン主義にもあるように国家による統制が待ち受けているだけです。
|> 理由として、記者クラブの存在とナショナリズムが挙げられていました。
|> 思い当たるようなところはありますが、民主主義の議論とは違う、報道関係者が反省すべき事のように思います。
そうでしょうか?
|> 頭に日の丸鉢巻きを巻いた怖い人がくるといけないので詳しくは書きませんが。
同意致します。(苦笑
|> |> 共産主義経済を真に民主的な制度の上で平和裏に構築するためには担い手である国民が自らの手に民主主義の獲得を行わなければなりません。 まず目覚めなくてはならないでしょうね。
|> |> 鍵は一人一人の宇宙的な覚醒にあるのかもしれません。
|> これでは民主主義もあり得ないように思います。
|> 自分自身の本当の意見を見つけるのは結構難しかったりもしますが、
|> でもその兆しは若い人を中心に、最近急速に拡大しつつあるようにも思えます。
若い人を中心に先進資本主義国家では、戦争礼賛・国家主義・右傾化が進んでいます。 自分で考える能力を失って、資金のいっぱいある勢力からのプロパガンダに踊らされています。
残念なことです。
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