どのようにして人間は、自然のこれらの法則の全てを学ぶでしょうか?

ジョージ・アダムスキー

 

 “宇宙空間” の中へと思いきって進むことによって、人間は他のいかなる方法よりも早く “自然の諸法則” を学ぶでしょう。自然は決して休まず、それは何かの進化と呼ばれる再創造の絶え間のない状態の中にいます。人間もまた、創造のこの絶え間のない過程の中にいるのです。それが、“自分自身の完成がいつかやって来る” と人が感じる理由です。

 

 しかし、この真実が自分のものになる前に、人は過去にあった変化よりもはるかに速くやって来る多くの変化を通り抜けるでしょう。特に、生命の諸法則のもとに生きていることをひとたび理解し始めるときというのは、まさしくこの瞬間に生命の新しい周期(サイクル)をすでに開始しているからです。この周期(一時代)は、もしその利点に忠実であるのならば、期待しなかった報いをもたらすでしょう。誤りを “すべての生命との相互関係” という真実に取り替えているでしょう。こうして、自分と“創造主” が一つであることを、自分に悟らせることを許すのです。

 

 知識と知恵の部屋は人間に対して今や開かれています。しかし、未来への信念が人間の基礎であらねばなりません。これは、ある人たちにとっては “盲目的信念” と呼ばれるかもしれません。遠い未来が自分のために何を保持しているのかを人間は知らないからです。しかし、自分がその段階に到達するまで決して知らないでしょう。それゆえ“信頼”と“確信”は“永遠の道”において人を導く人たちの信念の一部であらねばなりません。この過程を通じて人間は多くの不愉快な出来事にある場合には苦痛にさえも直面するでしょう。自分の個性やエゴが、自分自身の創造物である多くの物事を捨ててしまわなけばならないときには容易ではありません。永遠の狭い小道を歩くためには、強い信念を必要とするからです。現在の兆候によれば、多くの人々は最初はこれに忠実ではない(追随しない)でしょう。あるいは変化のために、喜んですることと一緒に強さと確信とを持たないでしょう。各個人が自分の思考を支配させることを許した “地球の束縛(類)” 存在の権利を要求するでしょう。結果として “自然の法則” と “非自然の法則”との戦い、または “過去の習慣” と “未来の真実” との戦いが続いています。

 

 バビロンは、その土台を揺らし始めています。そして、偽りの神々は、あらゆるところで聞くことができます。というのは、それらの破滅の日が近づいているからです。しかし、いずれ、それらはしばらくの間、地球の“一つの力”として必ずや出現するでしょう。そして、多くの人々が、それらの足元で崇拝するでしょう。個人の財産(富、所有物)は生き残るための保護を強く要求するであろうからです。偽りの創造物が人間たちの主人でした。しかし、人間はその熟達(理解を身につける)の中へと入りつつあります。

 

 弱い人は、道端のそばに倒れるでしょう。一方、強い人は、偽りと共に生きるためにそれらがつくられたもの(偽りの創造物類)に対する勝利へと進むでしょう。すべての砂粒は、影響を受けて、“永遠” という過程の中でそれ自身の創造者のイメージの中へと自らを形造るでしょう。
以上が土星での会議で私と出席した人全員に与えられたからですメッセージです。

 

(訳H.K)

質疑応答

ジョージ・アダムスキー

 

 

Q なぜ、スペースピープルはテレビやラジオを管理して、彼らのメッセージを放送しないのですか?

 

A まず第一に、彼らは自分の意志を私たちに押しつけたくないのです。第二に彼らは自分たちの放送局からいつでも放送しています。もしも私たちが彼らの周波数の受信機を作ることができれば、彼らの番組をキャッチすることができるでしょう。しかし今までのところ、こうしたことは行なうことができませんでした。昔、海軍省は、金星からのメッセージの暗号のようなものを傍受していることを認めました。そして他の放送局も同じような経験をしています。私の知っているところでは、これらのメッセージのいくつかは解読されました。

 

 

 

Q 自分の生き方をどこから改善し、変化させ始めることができるでしょうか?

 

A あなた自身の想念と日常の行動に関してバランスを取り戻しなさい。各個人は影響力を広く及ぼす中心であり、その最後の周辺は、誰一人正確には感知できません。あなたの想念を観察し、それが本当にあなたが維持したいタイプの想念であるかどうかを確かめなさい。もし、そうでなければ、それらをあなたの高次な憧れの想念と一致させるように変えなさい。自分の心の奴隷ではなく、(心の)支配者になりなさい。他の人々----例えば仕事での交際、友人、見知らぬ人々、自分の家族の人たちに対するあなたの態度を観察しなさい。あなたはある人々には礼儀正しく、またある人々には寛大で、自分に最も親しい人々には理屈をこねていませんか。また、全ての人々に平等に思いやりがあり親切ですか。全体としてこの世界は数十億の個人から成っており、その中の各人が行動を拡散する中心として重要なのです。この全体というものは、それぞれの小さな部分がすべての他の部分との協力や調和ある関係へ移行されなければ、変わるものではありません。人間家族において、私たちは以上のことを次のようなこととして知っています。「人間は皆兄弟」だと。

 

 

 

Q 私たちの祖先が他の惑星からの落伍者ならば、今日、地球にいる私たちにはどのような希望があるのですか?

 

A この大宇宙のあらゆる希望があります。各個人が自分自身の人生を生き、自分自身の未来の運命をつくり、自分自身の歴史を書き綴るのです。 “宇宙の計画”の中では、希望がなく途方に暮れたままにされている人など存在しません。いったん人間の心の中で、自分のより良き理解、自己の存在する目的や “宇宙全体”と自分との関係を求める願望が起こると、こうしたことのゴールに到達する方法は常に人間に開かれるのです。私たちの先祖は今日の私たちとは無関係です。私たちの両親は私たちがこの世界に入る出生の経路として奉仕したにすぎませんが、私たちがここに存在した後の自分の人生をどのようなものにするかは、私たちの責任です。これは各個人が自分で解かなければならない個人的な問題です。しかし、私はあなたにこう断言しましょう。遠い昔の私たちの祖先は、私たちが現在よりも過去を絶えず見ることによって祖先に影響力を与えぬ限り、現在の私たちの生活に影響力を持つことはありません。イエスは次のように語ったときに極めて簡潔に弟子たちへこの宇宙的真理を伝えています。「私に従いなさい。死者は死人に葬らせなさい。」と。