Cosmic Consciousness

意識の声 No.37 より

1993年 8月号

 

 今年の梅雨は記録的に長くて、この原稿を執筆している七月二六日も終日降りみ降らずみの物理的に暗い日でした。私は午後の都心へ所用で出かけて夕方帰宅しましたが、歩きながら歩調に合わせて「創造主さま、ありがとう、ございます」という言葉を心中で反復して唱えながら歩きますから梅雨空などは全く気になりません。しかし人々の心は不景気の波とともにぐずつくこの長雨で憂鬱になっていることでしょう。地球人は環境に左右されながら生きていますから無理もないことです。

 

 しかし人間は大宇宙の外側ではなく内側で創造されたのですから、一個人の人間はすなわち大宇宙と一体であり、大宇宙の投影であると言えます。「私は大宇宙であり、大宇宙は私である」というのは私が良く唱える反復思念の一節ですが、これを果てしなく唱え続けて、自分のフィーリングを限りなく拡大しますと、確かに全身に非常な活気が充満してくるのがわかります。これは肉体を健康に保つのに最もシンプルにして最良の方法であると断じて、腹式呼吸を用いて宇宙と一体感を高めながら、さらにいろいろな言葉を唱えて自己拡張のフィーリングを高揚させるのが、私が実践している「大宇宙瞑想」です。だからこそ私は年齢不相応に若く見えるのでしょう。七月四日の東京月例セミナーで「本日は私の誕生日で、満六九歳になりました」と言いましたら、一同驚いたような顔をしていましたね。大体に五〇歳代前半にしか見えないという人もいます。もし頭に波打つ黒髪が豊にあれば、もっと若く見えるでしょう。しかも私は完璧な健康体ではありません。各種の慢性持病を抱えているのですから、それでもこうして元気良く活動を続けておられるのは、全く精神力のお陰です。要するに、アダムスキーの宇宙哲学を最大に生かしいているのは、実は私自身であると言えるのです。

 

 ところが一般地球人の対精神意識はあまりに低次元です。体のどこかにちょっとでも異常があれば、それは絶対的な不可抗力であると思い、医薬の力に頼らねば治せぬものと信じ込んでいます。つまり肉体というのは鉄や銅みたいな無機物の物質にすぎないと考え、精神の力などはなんの影響も与えることはないと言う絶対的な信念みたいなものがあるのです。肉体を物質と思いこんでいる限り、本当にその様な脆弱な肉体と化し、病魔にとりつかれて呻吟することになります。本来、人間は火星人ファーコン氏が言うように「肉体を鋳造する彫刻家」なのであって、自分の想念の持ち方如何によって、どのようにもなるのです。そのことを私ほどの実感している人は、あまりいないでしょう。そこで、私は現在個人的に壮大なプロジェクトを組んでそれを実践し、私自身に関してある奇跡的な現象を起こそうと考えているところです。具体的には公表しませんが、話してもまず人は信じないでしょう。

 

 さらにファーコン氏が言っています。「人間は生き方を変えない限り、救われるものではない」と。まさに至言です。抽象的な概念だけで終始するだけでなんの変化も起こらねば、それは即、死物の概念です。だから近代の西洋哲学が死物化したわけです。ここで西洋の機械論的唯物科学を間違いだと言うつもりはありませんが、どう見ても近代西洋の唯物思想に基づく科学は見事に地球を廃墟の方向に導いています。凄まじい環境汚染、その他です。科学は重要ですけれども、歪曲された科学一辺倒主義によって、人間はゾンビ(魂を抜かれた腑抜け)と化しているのです。

 

 以上の次第で、私はこの頃「第二惑星の地球訪問者」(中央アート出版社刊、新アダムスキー全集第一巻)ほどに重要な書物は世界のどこにもないと断定し、これの原書を持ち歩いて反復熟読していることは、本紙先月号に書いたとおりです。

 

 高度な教育を受けた博学多識な知性人が「一寸先は闇」式に盲目の生活をしていることは、新聞にでる連日の訃報をみればわかります。それ自体は気の毒ですけれども、五〇歳から六〇歳そこそこで難病に冒されて世を去る人の多い事実は、地球人が肉体と精神との関係について完全に無知であるからだと言えるでしょう。病院へ行けばわかりますが、六〇歳そこそこでヨボヨボになっている人が如何に多いことか!

 

 「あなた方は大宇宙の創造主の子なのだ。無限の生命パワーが与えられている。それに気づいて精神の持ち方を変えれば明日にも奇跡が発生して健康になれるだろう!」と私は声を大にして説きたいのですが、そんな説教をすれば病院から追い出されるにきまっています。

 

 話は変わりますが、先般、北海道南西沖地震で壊滅的な被害を出した奥尻島の北端に位置する稲穂地区では、地震発生の一ヶ月前からネズミやヘビなどがウヨウヨ出て来るという不思議な現象があったとの記事が最近の新聞に詳細に報道されています。(七月二四日付け毎日夕刊)大地の異変を予知した動物たちが、いっせいに騒ぎ出したことは明白です。特にネズミが地震や火事を予知することは、よく知られた事実です。彼らは人間よりもはるかに利口ではありませんか。人間は大地から放射される波動を感知する能力がないために、恐るべき三〇メートルの大津波の来襲を直前まで察知することが出来ません。ネズミたちが裏の高台に昇って助かったどうかは知りませんが、大異変後は全て姿を消したということです。予知能力のない人間を助けるために出現してくれたと思われる、天使ともいうべき愛すべき小動物たちの行動の意味を、なぜ人間は敏感に理解しなかったのか!

 

 私は地球の現状を悲観するものではありません。人間の進化には段階があるからです。むしろ来世紀の地球が真の意味での宇宙時代に突入することを知っていますから、むしろ楽観的にみていますが、だからといって助かるべき人間がむざむざ惨死するのを傍観しているわけにはゆきません。人間も大地と一体化して生きるならばその波動を感知して地震予知を可能になると、新アダムスキー全集第二巻『超能力開発法』に述べてあります。ここにおいてアダムスキーの偉大さを心底から感じるのは私だけではないでしょう。しかし人間は大地を見捨てて物質の生活に耽溺し、自然の環境を破壊しているだけです。

 

 こうなりますと日本GAPは宇宙的な問題もさることながら、我らの惑星に対する環境浄化と保守運動にも目を向けるべきでしょうが、現在の微力では如何ともしがたい状態です。そこでとりあえず個人の覚醒と精神の面における進歩を最優先させることにして、私たちはアダムスキーの書物で与えられている最高のティーチングをひたすらに学び、自己改革に精励するならば、それはそれで他人に対する良き刺激と援助とをもたらすでしょう。そのために少なくとも私自身はア氏の書物を熟読し、大宇宙瞑想の修練に日夜精励しているわけです。私はいわゆる「鬼面、人を驚かす」体の能力は持ちませんし、高度な学識教養もありませんが、何かのカルマによって今生はアダムスキー問題の旗振りとしての役割が与えられていることは間違いありません。したがって私の宿命はこの道をまっしぐらに前進することであって、他人からの批判、攻撃、論争に身をさらすことではありません。それは別次元の世界の出来事で、私には関係ないことです。


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