親愛なる友人たちへ

アリス・ポマロイ

 

 たとえ私達は個人的には一度もお会いしたことはなくとも、私はあなた方のことを共通の思いを持つ友人だと思っています。

 

 久保田さんを愛してきた私達にとっては、まさにこれからが、本当の意味での試される時なのです。

 

 私と久保田さんは1960年頃よリジョージ・アダムスキーのコワーカーとして一緒に仕事をしてまいりました。そして、彼がアメリカの他のコワーカーのもとを訪れた時に、彼らの見識の相違を困惑げに書いてきたことがありました。私はこう説明したのを覚えています。その時その時の考え方の違いは全ての人が持っているものです。たとえ彼らが私達に賛同しなくとも、私達は、──全ての人々に、愛と平和とより良い未来を──というゴールを目指して働き続ける一つの大きな家族なのです。すると彼はこう答えました。「もっと早くあなたに聞くべきでした。」その時から、私と久保田さんはお互いにコワーカーというだけでなく、本当に良い友人となることが出来ました。それは私達二人にとっても、とても素晴らしいことであり、私達に賛同して下さるあなた方も同じ気持ちであることを願っています。

 

 私にとって、久保田さんは最初典型的な日本人に映りましたが、斬新な考えや未知なるものを快く受け入れ、理解しそこから学ぶことのできる人でもありました。そして彼は、素晴らしい理想を持った尊敬すべき個人であり、信じがたいほどの決意と粘り強さを持った、疲れ知らずの──私が知る限りー人でした。彼の理想や意識の数々は、日本GAPのメンバーの方々に広く価値ある経験になったことだと思います。

 

 この人生を通して私の考えは、久保田さんは、日本の人々、特にこれからの世代を担うであろう人々にとって、揺るぎない信念の道標となり、これからの生き方に影響を与える方でありました。そして加えるならば、ジョージ・アダムスキーを知り、一緒に活動していた人々よりも、久保田さんはその考えを確立していましたし、GAやブラザースの意識に到達していたと感じています。久保田さんがいない今、彼がアダムスキー自身に会うことが出来なかった事が本当に残念で仕方ありません。

 

 私は久保田さんと知り合い、一緒に仕事が出来た事を私の人生の最も重要なる一つとして恩恵を受けました。そして私達がまた別の人生でも再び会えることを願っています。彼も今ごろきっと、もっと素晴らしい場所にいることでしょう。私達ほ素晴らしい人を失ってしまいました。