転生のメカニズム

T.Luck

 

 生と死、これは決して切り離すことの出来ない表裏一体の物です。男女が出会い〔波動の共鳴〕によって結ばれ、やがて受精が起こります。男女の波動が同調一体化することにより波動が増幅され、そして受精した事によりさらに強さが増します。その強力さにより、3番目〔古い肉体〕の波動が共鳴し始めます。そこには1+1=3の原理が発生しているのです。古くなった肉体は全ての役割を終わろうと準備段階に入るが、しかし本人のマインドは、それに気がつきません〔特に地球人は・・・〕本人を形成している肉体細胞はすでに生まれる側の親子〔胎児〕の波動と同調、共鳴し合っているのです。誕生するまでの間、死を迎える方にも準備期間はあるのです。そして既に生まれる場所〔肉体を現す〕は決まっているのです。波動の共鳴により古い肉体から、新しい肉体に移行するだけの事なのです。そこには距離は存在しません。宇宙の意識という因の世界に存在するからです。それが肉体上の臨終であり、出生なのです。そしてその転生の瞬間こそが、もっとも愛を感じ、新しい肉体を得ることの喜びに浸る時なのです。人間には最も重要な部分だと思います。

 

 人間の肉体細胞はあらゆる波動を映像に変えたり、また素晴らしい音響効果まで体験させてくれます。波動を翻訳する精密な翻訳機なのです。胎児は母親のお腹の中で母親の夢を共有することによって脳を発育、発達させ母親の心の動きもしっかりと翻訳しています。そして親子〔胎児〕の強力な波動に導かれて、新しい肉体の誕生とともに古い肉体の全ての体験〔全ての過去〕を刻み込んだ、緻密な波動としての魂である宇宙の意識は新しい肉体である新生児に出生と同時に移行します。その瞬間、新生児は全身に電気が流れるような強いショックを肉体内部で感じるのです。〔新しい肉体にスイッチが入る〕その瞬間から古い肉体〔前世〕からの記憶〔データ〕を引き継ぐのです。

 

 肉体内部において全ての翻訳が始まります。

 

 覚醒時には映像化し、睡眠時には夢という形で前世の記憶〔データ〕を再現し脳細胞に刻み込まれて、全身の細胞へと広がり、浸透そして記憶されていきます。それは生後3ヶ月〜6ヶ月位で外部から学習が始まる頃には全て完了します。その記録は決してごまかす事も曲げることもできないものなのです。そして、その記憶こそが人生の道標になるのです。