投稿者 コスモス 日時 2002 年 3 月 16 日 20:36:09:
私は試験が嫌いです。
正確に言うと、点数を付けられることが嫌いです。
試験は必要なことだと思います。
試されることが無ければ、物事に真剣に取り組んだかどうか本人にも
他の人にも判別できないでしょう。
ただ理想的な人格を備えた人でないかぎり、なにがしかの見返りがな
ければ、人はあまり努力しないでしょう。
(競い合うことが好きな人はいると思いますが)
結局、試験の結果に点数を付けて順位付けし一番は金メダル、2番は
銀メダル。。というような事がどこでも行われるわけです。
「欲が満たされることを望むから人は努力する」というのが人の本性
ならば、試験の点数、順位付けは必要なことなのでしょう。
ちなみに最も嫌いなのは入試(選抜試験)という試験です。
私自身で考えてみても、グループを作る時に必要な人数が決まってし
まえば、希望する人がその人数の枠以上いたら、全員が選ばれるとい
うのは、無理なことは承知しております。
理想的な人格を備えた人たちならば、ゆずり合うこともあるでしょう
が、現実的な解決方法は必要です。
特に人間が成長する場(学校)に入りたい人を、特定の試験の点数で
順位を付けて選びだしてしまうと、特定の分野が得意な人ばかり集ま
ってしまいます。
人間の様々な可能性を考えるならば、色々な才能を持った人を集める
ことが最善なのではないか、と考えています。
ただし無作為抽選(くじ引き)という方法は論外です。
少し話がそれますが、人の個性を光の3原色で分けして評価してみま
す。
仮に、
・身体的能力(運動系)を赤。
・感覚的表現力(芸術系)を緑。
・理論的思考力(理科系)を青。
と分類します。
その分野で能力が高い人ほど明るい輝度を持つものとします。
3つの色要素を重ね合わせると、その人の総合的な色ができます。
3要素が全て同じ輝度で無い限り、重ね合わせてできた色は微妙な
違いですが、確かに違う色になります。
お気付きの方もいるかもしれませんが、3要素を等しく持つ人は白
色になります。(輝度の違いはありますが)
ここで選抜の問題にもどりましょう。
各人が固有の色で評価された人間の集まりから、限られた人々を選
ぶとします。
数学が苦手な人には解りにくくてすみませが、次の様な選抜ルール
はどうでしょうか。
・赤をX座標、緑をY座標、青をZ座標とすると、その人を
評価した色は、球面内のある点(座標)に決まります。
・赤、緑、青で最も輝度の高い人を選べば、その球面は最も
大きくなります。
・次に各人に相当する点がなるべく離れるように点を選びま
す。(要するになるべく異なった色を選び、似たような色
は選ばない)
全部の組み合わせを考えると膨大な計算が必要ですが、コンピュータ
のプログラム上は不可能ではないでしょう。
簡単にいうと、
・3つの分野で、それぞれ最も能力の高い人を選ぶ。
・3要素の組み合わせた色が、なるべく異なった人を選ぶ。
の2つが選抜の基準です。
上に述べたのは基本的な考えであって、現実には少し応用がいると思
いますが、一つの提案として受け止めていただければ幸いです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。