投稿者 異邦人 日時 2005 年 2 月 24 日 19:57:43:
回答先: Re: 『無限の生命』をあらわす肖像画 投稿者 異邦人 日時 2004 年 4 月 17 日 23:10:43:
19世紀にフランスを中心にこれまでキリスト教倫理の管理下に置かれていた西洋絵画の流れの中で、これまでの伝統的な宗教的神話的絵画の流れとは異なった新しい絵画の流れが『印象派』と言う形で生まれてきた。この印象派の絵画の流れの中心は、ジャポニズムと呼ばれる日本の浮世絵版画を中心に生まれてきたこれまでのキリスト教倫理の世界とは異なる宗教観によって生まれてきた絵画の流れであるが、その絵画の名称である『印象』とは、宇宙哲学的に解釈して大変に意義深い名称を顕していると考えることができる。
この印象派と呼ばれる絵画の特色は、これまでの絵画の制作は、キリスト教倫理にむ縛られ、屋内で製作されてきた伝統から、画家は屋外に出て、自然世界の中で、自然の光から来る印象の変化を捉えようとしたものである。この現実に目に見える自然界から発せられる光の印象の変化を感じて絵画として表現するということ、ここに印象派の自然哲学が存在するが、この自然界よりの印象の感受ということは、アダムスキーの宇宙哲学の基本となっている概念である。
自然界よりの『印象』は、テレパシーの一種であり、想念振動とは、音のみではなく、光の変化にも自然界に高い振動数で表現される創造主の想念が変化したものでありこの自然界のより高い振動数を放つ光の変化を『印象』として感受して絵画表現することこそ、印象派の宇宙哲学なのかもしれない。つまりその意味で印象派とは、印象(テレパシー)派であるということを意味している。私たちは、印象派の絵画を通して、宇宙哲学を学ぶのである。