タイムトラベル


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投稿者 松本 日時 2000 年 9 月 05 日 21:44:56:

回答先: Re: 意識について 投稿者 ドライもん 日時 2000 年 9 月 04 日 23:48:13:

|> おもしろい話は大好きです。

話が脱線しますが。
「タイムトラベル」です
 ブラックホールを必要としないで、ミンコフスキー
の「光円錐」の中の世界線が閉じて時空ループを構成
することができるようなのですが。
 詳しい話をご存知でしょうか?

 簡単な紹介は、「時間について」ポール・ディヴィス
にありましたが。理解するには、ミンコフスキー幾何学
でも調べないとダメかな?
「時間について」第11章「タイムトラベル」
 自己交差する世界線というアイデアは突拍子もない
ものに見えるかもしれないが、アインシュタインの
一般相対性理論のなかには、そのような可能性が隠さ
れている。
 時間ループを含む明白な例を最初に提起したのは、
プリンストン高等研究所でアインシュタインの側で
研究していた、エキセントリックで隠遁的なオースト
リアの理論学者クルト・ゲーデルだった。
 1949年にゲーデルは図に大変良く似た光円錐
構造を記述する、アインシュタインの重力場の方程式
の新しい解を発表した。
 ゲーデルの解はあまり現実的ではなかった。
 というのは、それは宇宙全体が回転していると仮定
していたが、このことは観測によって完全に排除されて
いたからである。
 とはいえ、この解は、相対性理論にはその本性上、
物質粒子が、そして原理上は人間が、過去に到達する
−そして未来に帰る−のを禁じるものは何もないこと
を証明するのに役立った。
 ゲーデル自身、自分の解について次のように書いて
いる。
「ロケット船で充分広いコースにそって一周旅行を
することで、過去、現在、未来のどの領域にでも行
って、再び帰ってくることは・・・可能である。」
 ゲーデルの解が発表されると、アインシュタインは
一般相対性理論のそもそものはじめから、その定式化
に取り組んでいた初期のころでさえ、時間ループを
許す時空幾何学という見通しに悩まされていた、と
告白した。彼はこの可能性につきまとっている物理的
な困難と因果関係をめぐるパラドックスに気付いて
いたが、ゲーデルの解のようなものをつねに物理的な
理由で放棄していいかどうかについては、結論を
出さなかった。





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