投稿者 純 日時 2003 年 5 月 27 日 01:06:03:
松本さん、とても参考となるお話をありがとうございました。
私は、亡父が大量出血して脳をやられてから幻覚を語るのを何度か
聞きましたので、脳の機能の不思議さを実感したことがあります。
一つ分からないことがあるのですが、よく臨死体験も脳機能(ホルモン分泌など)でかなり類似の現象が起こることが確認されていますが、米国在住の日本人医師の体験として立花隆氏が取材した不思議な話があります。麻酔を受けて心臓摘出の手術を受けていた患者が術後に「自分の手術の様子を上から見ていた」と手術の経過を詳細に語り医者を驚かせましたが、同時に「ガラスのテープルの上に心臓が置かれていた」と、いかにも幻覚のようなことを言ったそうです。ところが、実際には心臓は小さな氷をしきつめた台の上に置かれて手術されていて、上から見るとまさにガラスのテーブルのように見えるそうなのです。もちろん、患者はそれを事前には全く知らされていません。
脳の機能というのは、頭蓋骨の内部に限らず、センサーのようなもので外部の情報を収集して幻覚化(視覚化)するような作用も可能性としてはあるのでしょうか? 単純なたとえですが、寝ている人の横でカレーライスの匂いをかがせると、カレーライスの夢を見たりする例のように、外部の情報が脳機能に影響することがあると考えた場合、幻覚なるものが、時には外部の影響を受けて、ラジオの電波のように、他の人間が放った想念をキャッチして、視聴覚化する可能性もあるのでしょうか? 先の例では、術中の医師の脳が発する想念をキャッチして脳内で視覚化したり、または脳のセンサー機能が天井の位置から手術を見たようなバーチャルな視覚化を可能にするのかなあ?と考えてしまいました。
脳の機能はやはり不思議だと感じます。