投稿者 オープン・マインド 日時 2001 年 1 月 13 日 16:48:10:
回答先: アダムスキー全集やっと読み終えました。 投稿者 yoshimi 日時 2001 年 1 月 09 日 13:32:56:
Yoshimiさん、お久しぶりですね。久々に他のサイトを少し控えてこちらを見ようと思ったら、お名前を拝見したのでレスします。お元気で何よりです。
|> 私の知っていた真実ってなんなんだろうと、???
|> なぜ、彼の哲学が、普及しなかったのかと残念に感じました。
そうですね。普及していれば今のような世の中にはなっていないでしょうね。これには二つの要因があります。
一つは教育の問題。今の教育の仕方は、慣習的かつ虚偽の「観念」を植え付けることをもって教育と称していますが、これがまず間違いです。Yoshimiさんがこれまで信じていたものとは、親や周囲の人物やマスコミなどから半強制的に植え付けられていたもので、自分が必要に思って取り入れていない事が理解できると思います。そうした観念は、柔軟性のない価値観や観念として強固な信念になってしまうため、その間違いを認める事が普通の人間には中々難しいのです。教育は理解力を引き出すものでなければならないのです。
もう一つは為政者側の問題です。今の世の中は個人の自意識の利益や満足による価値観が、大手を振り持て囃されています。それは一般市民のレベルから為政者に至るまで同じです。今の世の中がどれほど酷くても、現状の世の中から利益を受けている人にとっては、こうした哲学が普及し世の中が変わる事は自分の利益を失う事を意味します。そうした人達が変化を阻止したがるのは当然ではないでしょうか。アダムスキーが「サイレンス・グループ」というのを幾度も言及しているのを読まれたと思いますが、それがそうした連中の動きです。彼らは国家の政治を超えた位置から我々をコントロールしようとしているのです。でも、それを恐れる必要はありません。イエスが肉や骨を断つ者より魂を断つ者を恐れよ(記憶によるので不正確かも)と言ったように、彼らに魂を断つことなど出来ませんし、真実はすでに我々の側にあるのですから。
|> そうだとしたら(私も過去世で、前向きに学んでいたとしたら)嬉しいです。
|> 一度しかない人生だから、好きに生きていけばいいと、ヒトは思いがちですが、意識は旅をつづけるのですね。永遠に続く今をよりよく生きていくことが必要なんですね
「永遠に続く今を」ですか。この短期間によくそこまで理解されましたね。私がなぜタイムマシンが作れないと言ったのか、今なら理解できるんじゃないでしょうか。時間というものは常に「今」しか存在せず、「過去」や「未来」は存在しないからなのです。過去の記憶や想像の未来はあってもそれは私達の脳にあるだけで、物理的に存在しない場所へ行くことなど出来ないのですから。
また、人間は好きに生きていいのです。それは観念に基づく自分勝手な利益や満足を追うのではなく、他人や世間が何と言おうと、自分が心からやりたいと思い、自分自身が納得できるものならばという意味で。「お互いの自由を認め合う」ということを真に理解するならば、何をしてもいいのです。
|> アダムスキー氏の生きていた時代に比べ人口は増加しています。これは、全宇宙的に絶対数は変わらないと考え、地球上で生活するヒトが増えているだけのことなのでしょうか?
というより、転生者の魂と新しく生まれた魂の両方があると考えた方が良いのではないでしょうか? 全集の中では触れられていないと思いますが、あまりにも向上の見られない酷い魂は何度かの転生をしたのち転生せずに消滅するそうです。消えるという事は生まれる事も含まれているのではないでしょうか。
|> 又、催眠について・・・数年前より、退行催眠については非常に興味がありました。これについてもア氏は自身の意識を指導者があやつる真実の歪曲と伝え近寄らないようにと警告されていますが・・
|> 私の現時点の考えでは、科学的に裏付けがある場合は受け入れていいように感じるのですが・・・
科学的な裏付けですか。そうですねぇ。でも、現時点の科学がどれほどのものかという点もありますし…。
私個人は催眠術はどうでもいい事に思っています。なぜかというと、精神治療的なことは自分でやればすむ事だと思っているからです。私が以前yoshimiさんに言ったことを思い出してください。精神的な問題の多くが、こうでなければいけないという観念と現実の板挟みから起こるものなのです。鬱や神経症にしても、その板挟みにおける恐怖が際限なく恐怖を生んで起きるものではないでしょうか。しかし、その恐怖を生み、また消す事が出来るのは、実際には当人だけなのです。個人の意識の問題は、他人は悪化に関与するのは出来ますが、逆に他人が改善するのは非常に難しいのです。退行催眠は一定の効果がありますが、決して完全なものではありません。自己観察による理解だけが、観念による恐怖からの解放を確実に行えるのです。
また、前世療法についてはこういうことも言えます。アダムスキーがどこかで言っていると思いますが、記憶というものは魂のレベルだけでなく分子や原子のレベルでも起きていると。すると我々の体を構成する分子や原子はアチコチから寄せ集められた(1年ほどで全身の細胞が入れ替わります)ものですから、これまでに死んだ人の想念の記憶が残った分子や原子が私達の身体を構成しているわけです。となると、催眠で引き出される記憶が魂からの記憶であればいいのですが、原子レベルに蓄積された無関係の記憶である可能性もあることになります。もしそうであれば、他人が区別することなど出来るものではありませんし、それを治療者が悪用する可能性もあります。そういう点から危険性を言っているのではないでしょうか。
久保田さんが亡くなられてGAPも解散されたようですね。私は亡くなられた一年後にここで知りました。残念なことではありますが団体というのはまとめるのが大変ですし、団体があるばかりに政治政党や企業のように団体の維持ばかりに偏重し、個人が蔑ろにされる危険もあります。自由に研究するため私はこれまでも一切団体に所属せず個人でやってきましたし、久保田さんが亡くなると共に、団体としてのGAPの必要性もお役御免になったのではないでしょうか。これからは、まかれた種を個人がどう開花させるかだと思います。
それは個人で勉強会や何かを開けというのではなく、yoshimiさんが日常の中で会得し、勉強し、広めていくということです。自己観察によって自分を理解することも、哲学を理解することも、誰かにアドバイスすることも日常の中でできることです。それを日課や義務に思ったり、ひけらかしたり押し付けたりするのではなく、「常に自分の出来る範囲で出来ることをやる」というスタンスで。子供さんの育て方を見なおすだけで彼らに素晴らしい影響があると思うし、医療関係の仕事をされていたそうですが、それも人助けになれば、これも人助けになります。Yoshimiさんが自分を変革することで周りにも見えない影響が及ぶからです。
でも、もしかしたら変な誤解をする人もいるかもしれませんが、気にしないようにしましょう。理解するしないは人それぞれですし、責任はその人個人にあります。とにかく、あなたがあなた自身のために変革し変わればそれでいいのです。あなたの人生はあなたのものであって、あなた自身がやりたいように人生を送ることが先決ですから。