投稿者 デヴィリン 日時 2001 年 2 月 25 日 22:12:06:
みなさんこんにちは、デヴィリンです。
前回までの話で多分みなさんは、活性酸素は
「悪者」というイメ−ジをもたれていると
思うんだけど、しかしそうではないんだね。
人体内に細菌やウイルスが侵入してきたとき
白血球が活躍してくれるんだけれど、
そのとき活性酸素を使って細菌やウイルスを
退治してくれるんだよ。
つまり活性酸素がないと人体はたちまち細菌や
ウィルスにやられてしまうというわけだ。
悪魔細胞のおいらだってもたないよ。
しかし誰かと違って白血球は誠実な仕事を
いつも心がけているので細菌やウイルスに
対抗するとき万全を期すため多めに活性酸素を
吹きかけてしまうんだ。その結果余った
活性酸素が健康な細胞たちに影響を与えてしまう
というわけだね。
最近の研究では、細胞のアポ−トシス(自殺)は
活性酸素が関与しているということがわかって
いるんだね。
例えばニュ−ロン(神経細胞)がアポ−トシスを
おこさないと老化した細胞ばかりが増えて
正常な情報伝達が出来なくなってしまうんだ。
まるで日本の政治家と同じだよね、老害ばかりだ。
永田町にも活性酸素をバラまく必用がありそうだ。
というわけで活性酸素は多すぎても、少なすぎても
老化に結びつくというやっかいなしろものなんだよ。
ところで雲に覆われている金星から紫外線の強い
地球に来ている金星人はなにか活性酸素対策を
打っているんだろうか?
松本さん[HELP