投稿者 yoshimi 日時 2001 年 4 月 17 日 06:32:10:
回答先: Re: 交換日記 to yoshimiさん 投稿者 星は何でも知つている 日時 2001 年 4 月 16 日 21:40:01:
|> ”人の世は、重き荷を背負いて、長き坂を登るがごとし”
|> とは、かの徳川家康の名文句です。
|> yoshimiさんに、わたしの親しい友人が背負っている重き荷
|> についてなぜか、お話ししたくなつてきました。
|> その友人の両親は、友人が小学5年生の夏、離婚しました。
|> そして母に連れられて、母の実家へと引越したそうです。勝発で
|> やんちゃ坊主の彼は、その日からもの言わぬおとなしい子へと
|> 変わつて行きました。
|> ある冬のこと、その少年が地区の子供達とまだ暗い早朝寒げいこ
|> のため、すこし狭くて人がすれ違うのがやっとの道を走って
|> いました。向こうから、他の地区の子供達がやつて来ました。
|> その中の一人が、すれ違いざまに彼を突き飛ばし、その勢い
|> で友人は川のなかえ転落して、大怪我をおつてしまいました。
|> そのとき彼は、自分の両親が離婚したせいで、その子供の親達が
|> 悪く言つているのを子供が聞いていたからだと、思いました。
|> そのことで、友人は自分の両親が離婚したのでは無く、父親が病気
|> か何かで死んでいたなら良かつたのにと、思つたそうです。
|> 彼は、今でもそのことを引きずり生きています。細胞が土へ帰る
|> まで消えることは無いだろうと話していました。
|> 身体に傷を負う者、心に傷を負う者、さまざまでしょう。だから
|> 人の痛みが分かるのかも知れませんね。
夫が亡くなった事を知った時、現実を受け入れられない頭の中で
色々な事が瞬時に浮かびました。
そのひとつが「子供にハンデキャップを負わせる両親になってしまった」です。
父親がいない為に、感じる淋しさや、劣等感を心配しました。
お葬式が終わり、実家の両親に「子供が可哀想」と泣叫んでいました。
今は、彼等は乗り越える力を持てると意識できるようになりました。
それに加えて「ヒトの痛みが解る事を自然に身に付けた人間になれる」と感じられます。
ありがとうございます。