投稿者 /Ka++ 日時 2004 年 8 月 08 日 20:11:28:
学会の論文などでは必要最小限の引用を認めていたと思います。
これは過去の資産を活かし、確認されたデータを元にしている必要があるからです。
どこがその論文の本質なのかを見極めるためにも有効な方法であり、
また、理論構造を明確にすることで実証期間・設備投資など小さくするというメリットもあります。
小説やエッセイではわかりにくいので、論文の場合を挙げましたが、
同様のことがあらゆる出版物にも当てはまると思います。
読者Aが著者の文章を、別のメディアにそのまま載せ、
そこに読者Aの意見・感想がない場合、必要最小限の引用とは認められません。
それがかなりの長文に渡るならば、それは本を読むことと同じになるので、
営業妨害になります。
一字一句をそのまま載せているからいいじゃないか、とは思えません。
なぜって、
そもそも本からの引用は、読んだ人の心に深く残っていて、
それを伝えたいが為に載せるものと思います。
引用することで、興味を持ってくれ、読んでみたいと思ってくれたらいいな。。。
なのに、本を読む前に、引用文を読んでゲンナリさせてしまっては、あまりにもったいなさすぎます。
その点、このHPで私は「全集を読んでみて」と書いておけば良いと思っています。
自分が価値を認めた本だから、その本の筆者への敬意を大切にしたいものです。