投稿者 ニアコン 日時 2004 年 8 月 09 日 05:56:41:
回答先: 引用と出版に関する意見 投稿者 /Ka++ 日時 2004 年 8 月 08 日 20:11:28:
引用に関しては暗黙の了解があると思います。
しかし、そのルールはそれほど厳密ではないですね。
著作権も最近はメディアの発展に伴い様々に問題が生じてきているようです。
それで、本のコピーのことを思いだしました。
以前に国会図書館に出かけたときに、コピーサービスがあることを知り重宝したことがありました。つまり知りたい情報のある書籍から、必要な箇所をコピーしてくれば良かったからです。これは一般の図書館でもやっています。
それでサービスを受けたのですが、確か書籍の5−10%くらいまでコピーが出来たと記憶しています。つまり250ページの本なら、12ページから25ページできるわけです。もちろん著作権料は支払わなくて良いのです。これには助かりました。
文献の引用などは、読んだ人がその原著に興味を持ち、購入する人も出てくると思います。その意味で著作者にとってマイナスではないと思うのです。
私達の文章はたかが知れています。また、ここに直木賞をとった有名作家が書き込むことはまずないでしょう。
そのようなわけで、できれば原著のよさを知ってもらうためにも、時々原文の一部を引用して、皆様に読んでもらう努力をしておきたいと思うのです。
ここには献本運動をしておられる方がいますが、ある意味ではそれにも等しい効果があるのではないかと思うのです。
ニアコン
|> 学会の論文などでは必要最小限の引用を認めていたと思います。
|> これは過去の資産を活かし、確認されたデータを元にしている必要があるからです。
|> どこがその論文の本質なのかを見極めるためにも有効な方法であり、
|> また、理論構造を明確にすることで実証期間・設備投資など小さくするというメリットもあります。
|> 小説やエッセイではわかりにくいので、論文の場合を挙げましたが、
|> 同様のことがあらゆる出版物にも当てはまると思います。
|> 読者Aが著者の文章を、別のメディアにそのまま載せ、
|> そこに読者Aの意見・感想がない場合、必要最小限の引用とは認められません。
|> それがかなりの長文に渡るならば、それは本を読むことと同じになるので、
|> 営業妨害になります。
|> 一字一句をそのまま載せているからいいじゃないか、とは思えません。
|> なぜって、
|> そもそも本からの引用は、読んだ人の心に深く残っていて、
|> それを伝えたいが為に載せるものと思います。
|> 引用することで、興味を持ってくれ、読んでみたいと思ってくれたらいいな。。。
|> なのに、本を読む前に、引用文を読んでゲンナリさせてしまっては、あまりにもったいなさすぎます。
|> その点、このHPで私は「全集を読んでみて」と書いておけば良いと思っています。
|> 自分が価値を認めた本だから、その本の筆者への敬意を大切にしたいものです。