投稿者 ドライもん 日時 2000 年 2 月 18 日 21:14:00:
回答先: コシヒカリ 投稿者 スターダスト 日時 2000 年 2 月 17 日 20:53:22:
スターダストさんはたくさん登場されていてお忙しいと思いますし、
あまり長引いてもしょうがないので今回でこの話題は最後にしましょう。
相対性理論と相対時計論の違い
惑星A●〜〜〜〜1光年〜〜〜〜〜●惑星B
1光年離れた2つの惑星を考えます。
惑星Aから猛スピードで宇宙船が惑星Bへ向かったとします。
○相対性理論
宇宙船の速度を光速の99.99・・・・%とします。
宇宙船は30万Km/Sの速度で進行しますので、
惑星Bへの到着は1年後となります。
(「浦島太郎現象」は考えない事とします)
○相対時計論
宇宙船の速度は限りなく無限大に近いとします。
宇宙船はあっという間に惑星Bを通過しますが・・・
惑星Bにてこの宇宙船の通過時刻を観測したとします。
宇宙船と観測地点に速度差があるために、観測結果に時間的なズレが生じ、
惑星Bで観測されるのは1年後となります。
これは前回書いたのとまったく同じ事です。
なんだ、どちらも1年経過してて同じじゃないか!
と思われるかもしれませんが、最後にプレゼントを用意しましたので
もう少しご辛抱願います。
さてサイクロトロンの例ですが、相対時計論では次のように解釈できます。
光速を超えて無限大まで加速された粒子はサイクロトロン内に用意された
各装置を順番に通過してゆきます。
加速された粒子と各装置との間に速度差があるため各装置の通過時間は
実際よりズレて観測され、装置から見れば粒子は光速度未満で進行している
ように見えます。
分かり易くまとめてみます。
(1)相対性理論の見方
粒子の速度は光速度未満である。
各装置もそのように記録する。
(2)相対時計論の見方
粒子は光速よりはるかに速い速度で進行している。
高速で移動している粒子を観測する各装置に時間的なズレが生じ、
各装置は実際よりも小さい速度(光速度未満)を記録する。
注意!
(各装置に時間的なズレがあるのではなく、高速で移動している粒子を
観測する場合に限り時間的なズレが検出される。)
つまり相対性理論お得意の「固有時間」という概念です。
(1)も(2)もまったく同じ実験結果が得られます。
また同じじゃないか!
とおっしゃられるかもしれませんが、1つプレゼントを用意
惑星Aと惑星Bの話に戻って今度は特殊な宇宙船で旅立ちます。
この宇宙船はある速度からまったく何の力も受けずに瞬間的に停止できる
ものとします。
アダムスキー全集によれば、「UFO」は急停止しても乗組員が
壁に叩き付けられることがないそうですね。
このような宇宙船が惑星Aを出発し、無限大に近い速度で移動し、
惑星Bのところで瞬間的に停止しました。
さて今度は、惑星Bで観測した宇宙船の到着時間は惑星Aの出発時刻と
ほぼ同時になります。
なぜなら、惑星Bで停止した宇宙船は観測地点に対して相対速度が0
であるので速度差による時間的なズレがなくなるからです。
停止した瞬間「固有時間」を抜け出したと言えます。
相対性理論と相対時計論は同じ現象を逆の立場で述べているだけです。
相対時計論の立場でも各種の物理学的な実験結果に対して、相対性理論と
まったく同じ見解を示します。
しかし、最後の特殊な例に限っては相対性理論では速度の上限値を
30万Km/Sとしているのでまったく考え及ばない現象になって
しまいます。
以上はあくまでもドライもん個人の仮説なので、そこのところよろしく。
これで説明を終了しますが、興味のある方だけ考えてみてください。