投稿者 松本 日時 2000 年 11 月 15 日 22:44:10:
回答先: Re: テレポーテーションA 投稿者 ☆ 日時 2000 年 11 月 13 日 20:12:41:
|> ∇これってソリトンのこと?
|> *この記事は、週刊東洋経済11/11号のパクリです。
∇これは、ソリトンではなく、群速度の話のよう
ですね。あとで見てみたら、日経サイエンス
の10月号にも同じような記事がありました。
|> *クローン牛はクローンからクローンを造ることは
|> 3回程度しか出来ない。と言われるのはその為で
|> しょうか。
∇不確定性原理によるノー・クローン理論は、
完全なクローンはできないということですから、
ちょっとこの原因とは違うのではと思います。
図解雑学「細胞のしくみ」ナツメ社に
”クローン動物は短命?”という記事がります
が、このような種類の原因ではと思います。
・クローンヒツジとして注目を集めたドリーは、
普通に生まれたヒツジよりも老化が進んでいる
というニュースが流れたことがある。
細胞が分裂を繰り返すたびにDNAの末端の
テロメアが短くなることが、細胞の老化の原因
であるという説がある。ドリーは6歳のメス
ヒツジの乳腺から取り出した核を、あらかじめ
核を除いておいた卵に移植することによって
つくられた。それならば、移植時にドリーの
テロメアは6歳分短かったことになる。実際に、
ドリーのテロメアは普通に生まれたヒツジの
ものよりも短いことがわかった。デロメアの
長さが本当に老化の原因ならば、ドリーは普通
のヒツジよりも短命になる可能性がある。この
結論が得られるにはもう少し時間が必要である。
|> また一説には、人の想念を原子、分子にインプット
|> 出来る装置の開発は将来可能になる。とのことです。
∇そのためには想念が何であるのか科学的に解明し、
想念を感じるセンサー(受信器)や想念を発生する
送信器の方を、先に作れなくては無理そうですね。
詳細は知りませんが、複雑な変化を与えて変調
させた電磁波は脳細胞を活性化させるため幻覚が
見えるという話もあるようですが、脳細胞を活性化
させることであれば、因果関係を解明できそうです
が、原子はその正体がまだわかっていない段階です
ので、先は遠いと思うのですが、何かインプットの
方法などのメドはたっているのでしょうか?
|> ∇量子の世界では超光速現象はあたりまえのようです。
|> v〜2×10の10乗m/sとなる。
|> しかしこれは光速度c=3×10の8乗m/sに
|> 比べてかなり大きい。(量子力学30講;戸田盛和)
|> *実証はされているのでしょうか。
∇実証はされていません。未来の宿題です。
電子のスピンは、古典物理学の対応でいえば、
電子の自転にあたる運動なのですが、古典物理学
では量子である電子のスピンは扱えない。
これを、無理に古典的な概念にあてはめて計算
してみると光速を簡単に超えてしまう。
この本の趣旨は、計算結果が光速を超えてしまう
ため、古典物理学では電子のスピンは扱えないと
いうことを説明しようとしています。
おわかりのように光速を超える、つまり因果律
を破ることを、現代の科学者達はなんとか避け
たがっていることが伺えます。
尚、電子のスピンの本質に関しては、ディラック
の説明を確認しないとわかりませんが。
似たような現象に、量子テレポーテーションが
あります。これも無理に古典的な概念つまり、
我々人間の日常のマクロな世界観にあてはめると
光速をかるく超えてしまうわけです。
結局、量子の世界は我々には未だ未知の世界で
あり、物理的意味がだれにもわからないという
わけです。つまり計算はできるが、なぜそうなる
のかがわからないのが現状です。