投稿者 松本 日時 2003 年 9 月 02 日 00:02:48:
回答先: Re: ホログラフィック宇宙 投稿者 純 日時 2003 年 8 月 31 日 21:35:34:
|> 現代の量子力学の科学者が「個々の電子は、それが
|> あたかも高次元の実在が落とす影であるかのように
|> ふるまう」という場合、「ふるまう」ことの発見に
|> 力点が置かれることは無理もないことだと思いますが、
|> 「高次元の実在」と仮定してしまうところに少し問題
|> を感じます。
|> 正確に言えば、「高次元の実在とでも形容したい
|> ような何かわからないもの」としか言えないレベル
|> の理解度だと思います。
∇この本、読んでいますか?
「全体性と内蔵秩序,D.Bohm,1996年」
文章の一部の表現からのみ内容を判断しているように
思ますが。また、”電子”は”原子”の間違いです。
本には間違いがありましたが、紹介した文章は修正
せずに引用しています。
「高次元の実在」といったような科学者の仮定に問題
があるというのは、真実を知るために行う科学者たち
の仮定をも統制するのがア氏の知らせる運動の目的と
考えているのでしょうか?
|> たとえば、電子を「さまざまな色のインクの粒子」
|> と仮定した場合、赤インクや青インクとして顕れた
|> 粒子が高次元の存在の影なので、別次元に赤や青の
|> 実在があると仮定することもできますが、同時に
|> 全ての色を含有する高次元の実在があると仮定すると、
|> それは無色かもしれません。
∇インクの粒子のアナロジーは、ボームの本にも
ありますが、内容はかなり異なりますね。
|> つまり、フィルムとスクリーン画像にたとえた場合、
|> フィルムに原画が一コマずつ焼き付けられている
|> 場合と、フィルムには何も画像がなく、スクリーン
|> に投影された場合にのみ色が現われるのかも
|> しれません。デジタル再生と共通点があるのか
|> どうかは分かりませんが。
∇これも仮定ですね。でもEPRの説明のような根拠は
特にありませんね。アナロジーだけでは本当のことは
わからないと思いますよ。
もちろん、理論だけでも本当のことはわからないと
思いますが、少なくとも間違いを見つけることは可能
ですし、また自然を調べることによって確認する方法
も残されています。
|> 久保田真理さんのGA Siteのアダムスキー氏の
|> アントワープ講演テープの中の質疑応答で、アストラル
|> 体など別次元の体を信じる聴衆が「イギリスの科学者
|> も(霊魂物質化実験などで)確認している」と主張
|> した際にアダムスキー氏は「確かにイメージしたもの
|> を現象化することは可能だ。しかし人間の生命となる
|> と話は別だ」と、霊体説を否定しています。
∇科学者も人ですから、いろいろな考えの人がいる
のでしょう。でも、学術論文に記載されるためには、
根拠が必要であり、このイギリスの科学者とかいう
人たちの話が学術論文誌に記載されたとは聞きません
ので、たぶんいいかげんな話でしょうね。
|> アダムスキー氏が否定したからどうこうという意味
|> ではなく、量子力学においては、異次元を仮定しない
|> と理論が構築できないという現実はわかりますが、
|> もう少し高次元存在の仮定には慎重さがほしいと
|> 感じます。
∇量子力学に限らず、科学者が行う仮定は制限が
あるとは思えません。むしろ、仮定をいかに証明し、
自然と照合し、その詳細を探求するかということに
努力が払われているのではないでしょうか?
また、全ての科学者が高次元を支持しているわけ
でもなく、いろいろな考えがあってこそ自然を理解
するチャンスも増えていくのではありませんか?
「生命の科学,アダムスキー,昭和59年」
第5課
・人間は三次元世界について多くを学んできました。
今はその知識を周囲の四次元の不可視な世界と結び
つける時です。