投稿者 純 日時 2003 年 8 月 31 日 21:35:34:
回答先: ホログラフィック宇宙 投稿者 松本 日時 2003 年 8 月 31 日 08:39:42:
量子力学について、少し意見を述べさせていただきます。
量子力学の権威のボーム博士は、一番大切な真実は瞑想による直観で悟るしかないと言ったそうですが、宗教家などは「目にみえる現実は影である」ことを直感的に悟っていたようにも見えます。石庭などが電子の発現のしくみの表現と解釈する人もいます。
橋本健さんは本人も信者であった大本教系統の生長の家の谷口雅春氏の
教えを唱えていますが、現代の量子力学の科学者が「個々の電子は、それがあたかも高次元の実在が落とす影であるかのようにふるまう」という場合、「ふるまう」ことの発見に力点が置かれることは無理もないことだと思いますが、「高次元の実在」と仮定してしまうところに少し問題を感じます。正確に言えば、「高次元の実在とでも形容したいような何かわからないもの」としか言えないレベルの理解度だと思います。
たとえば、電子を「さまざまな色のインクの粒子」と仮定した場合、
赤インクや青インクとして顕れた粒子が高次元の存在の影なので、
別次元に赤や青の実在があると仮定することもできますが、同時に
全ての色を含有する高次元の実在があると仮定すると、それは無色かもしれません。
つまり、フィルムとスクリーン画像にたとえた場合、フィルムに原画が一コマずつ焼き付けられている場合と、フィルムには何も画像がなく、
スクリーンに投影された場合にのみ色が現われるのかもしれません。
デジタル再生と共通点があるのかどうかは分かりませんが。
久保田真理さんのGA Siteのアダムスキー氏のアントワープ講演テープの中の質疑応答で、アストラル体など別次元の体を信じる聴衆が「イギリスの科学者も(霊魂物質化実験などで)確認している」と主張した際にアダムスキー氏は「確かにイメージしたものを現象化することは可能だ。しかし人間の生命となると話は別だ」と、霊体説を否定しています。
アダムスキー氏が否定したからどうこうという意味ではなく、量子力学においては、異次元を仮定しないと理論が構築できないという現実はわかりますが、もう少し高次元存在の仮定には慎重さがほしいと感じます。
多次元などの複雑な理論があるようですが、私個人の直観では、
因の世界はごちゃごちゃしていないように感じます。無または空とでも
言いますか、全部在ることは何も無いことと同じというか。。。