投稿者 松本 日時 2003 年 8 月 31 日 08:39:42:
∇ホログラフィック宇宙の話です。
「超物理学入門,橋本健,昭和46年」
[予知の原理]
・物質とは、心の描く影であり、高次元世界から
投影した映像なのです。
たとえば、次図のように、スクリーンに映じた影
が、三次元の現象世界です。
このスクリーンに映っている物質や自分の肉体は、
ほんとうの自分ではなく、ほんとうの自分は
スクリーン以外の観客席にいるのです。
観客席にいる自分は、スクリーン上の自分が
どんなに苦しんでいても、これと無関係なのですが、
スクリーンの世界だけしか世界がないと思っている
と、スクリーン上の影の人間と共に悲しんだり
苦しんだりします。
「全体性と内蔵秩序,D.Bohm,1996年,原書1980年」
[量子論は多次元的な内蔵秩序を示唆する]
・そしてむしろ方程式の意味の考察からも実験の
結果からも、さまざまな粒子はそれらのいかなる
相互作用力からも説明できぬ高次元の実在の射影
と考えざるを得ないことが分かるのである。
・ここでわれわれが提起するのは、この考えを
拡張し、散在する要素間の非局所的・非因果的
関係という量子的性格を理解できないかという
ことである。つまり系を構成する個々の粒子は
共通の三次元空間内におのおの独立して存在
するのではなく、それぞれ「高次元の実在」の
射影なのだと考えてはどうかというのである。
たとえば前述したアインシュタイン=ポドルスキー=ローゼンの
実験では、はじめ結合して単一の分子をなして
いた二つの原子を、それぞれ六次元の実在の
三次元射影と考えるのである。それを実験的に
証明するには、分子を崩壊させてそれらの原子
を分離させ、そして二つの原子が十分遠ざかり
互いに作用を及ばさなくなった(従って因果的
な結びつきがなくなった)にち、それらがどの
ようにふるまうか観測すればよい。すると二つ
の原子のふるまいのあいだには、ちょうど上に
述べた一匹の魚をうつす二つのテレビ画像と
同じような相関が現実に見出されるのである。
このように(ここに含まれる量子法則の数学
形式をより詳細に考察すればさらに厳密に証明
できるのだが)個々の電子は、それがあたかも
高次元の実在が落とす影であるかのようにふる
まうのである。
「SCIENTIFIC AMERICAN Aug-03」
http://www.sciam.com/issue.cfm?issuedate=Aug-03
[Information in the Holographic Universe]
By Jacob D. Bekenstein
「日経サイエンス2003年11月号」
[ホログラフィック宇宙]