投稿者 ぱんどら 日時 1998 年 4 月 03 日 18:32:23:
回答先: Re: 自由意志 投稿者 Junichi 日時 1998 年 3 月 31 日 01:39:13:
>いや、神は天使たちからの思いやりを期待などしてないと思いますよ。
>それどころか、全ての人々に、受け入れてくれる人々に、太陽の恵みや、大地
>の恵みを与えている。
>思いやりを受けとって喜びを感じるのではなく、与えて喜びを感じているのでは>ないでしょうか。
>もちろん、報酬を期待してではなく。
そうですね。天使の思いやりを期待する、なんてことはないでしょうね。
でも神の行為に対して天使たちが喜ぶかどうかを神は支配しているのでしょうか?
>だから、人間は神から与えられる”力”、”英知”といった必要なものは、
>受取る準備ができている人には惜しみなく与えられるような気がします。
>どんなことでも楽しめる人になりたいと思っています。
>また、人々にサービスして楽しませる事ができる人になりたいですね。
わたしもキリストの映画やマリアテレサのニュースを見て、苦しんでいる人を
救う場面には感動します。
何か暗くなっていきそうで申し訳有りませんが、私の場合善意でやったことが
かえって迷惑がられたり、漬け込まれたり、他者に善意で向かうことの難しさ
を実感することが有ります。
自分の至らなさ、とはおもうのですが散々尽くした挙げ句が「おまえの子供を
殺せ」などといわれたアブラハムだったら自分はどうするかなと思います。
「愛｣の行為というのは限りなく困難な課題なんでしょうか?
神と等しいルシファーもこのへんで自棄になって反抗し始めたなんて考えることが
できるかもしれませんね。神はきっとすごい意地悪かも知れませんよ。(＾＾；)
>これはありますね。神のような完全な信念がもてれば良いのですが。
Ｊunichさんから信仰の話が出たので私が考えたことを話そうと思います。
コメントいただければ幸いです。
結論から言えば、神は信念は持たないと思います。
なぜなら神はすべてを知るものとの前提が有るからです。
普通、私たちがあることを信ずる、というときそれは実際に五感で感じる、
あるいは論理的な証明を経ないで、その内容を肯定することを言います。
「扉の影に誰かいる。｣を信じるとき、まだ実際に見ているわけでは有りません。
「1999年７の月・・・」も同じかもしれませんね。私たちは明日を感じることは
できません。
これが数の世界の話になると、たとえば「４２９４９６７２９７は素数である。｣
といわれたときそう簡単に判断はできません。私たちがそれを信ずる、という
ことはそれを肯定したことになりますが証明されたわけでは有りません。
実はこれはある数学者が「２の二乗のＮ乗プラス１は素数である。」といったものの
Ｎ＝５のときの数です。おふたりはこれを信じますか?
自由意志というテーマからは逸れてきてるでしょうか?
でも私は信念とか可能性、必然性というときそれは自由意志を構成する要素
なのではないかと思っているのですが・・・・。