雨の日…


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投稿者 ラピス 日時 2000 年 6 月 20 日 14:41:54:

回答先: 手のひらに 投稿者 月と太陽 日時 2000 年 6 月 19 日 16:08:39:

東京に住んでいる頃、都内のとあるバス停でバスを待っている時
突然雨が降り始めた。
仕方ないな、と思いながら、夏の雨に濡れていた。
隣にやってきた人が
おもむろに自分の傘を私に半分かざしてくれた。
奥さん風の優しそうな女性だった。
「どうもすみません。ありがとうございます。」
そう言いながら、
(東京もまだまだ捨てたものじゃないな)
そんなことを考えていた。
田舎から上京して、2年目のことだったでしょうか。

月と太陽さんのお話を拝見して、そんな記憶が浮かび上がってきました。
以前「愛は、もし受け取ろうとするなら、きっと周り中で微笑んでいるのだろう」
と感じたことがありました。

無条件に愛をふりまくことも受け取ることも、生まれた時には存在の本能として
容易くできていたはずなのに、人はそれを難しくしてしまっている。
意図せぬダメージから、自分を守るために。

愛というものが、驚く程いろんな顔をしているのだと理解できるようになれば
かつての意図せぬダメージすら、自分に向けられた「愛」だったのかもしれない、と
心を少しだけ開くことができるでしょう。

人は、そのためにいろんな経験を必要とするのかもしれませんね。
そしてその中で、時折「純粋に発される愛」に触れることは、
また歩みを進めるための歓びと勇気を、与えてくれるのかもしれません。



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