投稿者 松本 日時 2002 年 8 月 07 日 12:40:51:
回答先: Re: 宇宙の変化 投稿者 ドライもん 日時 2002 年 8 月 06 日 22:44:25:
|> 大きく分けると2つの選択肢がありますね。
|> 時代とともに周波数が変化していく宇宙という
|> モデルは自然なモデルだと思います。
|> 一方、膨張宇宙論は普通に考えて不自然な部分が
|> 多いと思います。
|> ユークリッド幾何学に従わないような不自然な問題も
|> 数学的に解くことができますので、科学者はそれを
|> 利用するわけです。
∇科学者が数学を利用するのは、人間の常識や
直感が通用しない世界(宇宙のような巨大な世界
や原子のような小さな世界)の存在を過去の経験
から知ることになったためです。
説はいろいろな方法で生み出されますが、それが
正しいかどうかは、最終的には自然に照らしてみる
しかなく、個人が勝手に決めることができないもの
だと思います。
とはいえ、説を考えるのは自由ですが。
|> 私ならいわゆる流行とは離れて、客観的に考えて、
|> 周波数の変化モデルを一番、膨張モデルを二番に
|> 考えます。
∇膨張モデルは赤方偏移だけでなく、宇宙背景
放射でも説明ができるため、現在では最も有力
な説となっています。
膨張によらない周波数の変化の原因で適切な
説明があれば、再度、議論の対象になるかも
しれませんが、よほどしっかりした説明が
必要になると思います。
結局、自然との照合が重要となります。
|> ◆
|> 実は最初は宇宙論に関しては書き込まないつもりでした。
|> 科学的流行とは違う考え方になりますので、沈黙したほうが、
|> 得策だと思ったからです。
|> しかし気がついたら書き込んでいました。
|> やってみなければ、道も開けないということを思っていた
|> ような気がします。
∇20世紀末までに宇宙論パラメータはほぼ
基本的な値が決まり、21世紀からは、精密
宇宙論の時代に入ったと言われいています。
しかし今後、従来の理論に矛盾、あるいは
それまでの理論では説明がつかない観測結果
がでてくることも考えられますので、気長に
見ていけばよいのではと思います。
ところで、確かに
沈黙していては何も変わらない。
何事も、やってみなければわからないもの。
人にはいろいろな感覚や、意識があるの
ですから。
「追記」
過去の歴史を見ると、科学者といえども
最初に常識やその当時の流行と異なる説
を唱えて孤立した人はたくさんいます。
しかし、その中から、自然が証明して
くれるような幸運に恵まれた人も少な
からずいることを忘れないようにしたい
ものですね。