常識の罠


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投稿者 Vosne 日時 2004 年 11 月 13 日 21:16:34:

回答先: 音楽と数学の境界 投稿者 Tatsuro 日時 2004 年 10 月 30 日 03:06:27:

|> 非常に面白い設定です。
|> 音楽を聴いたり,演奏してはいけないというのが、少し
|> 想像しにくいですが、そういう楽しみ方、というか、考
|> え方があるのだということを知らないとしたら、、
|> もっと突き詰めると、BachやWagnerといったような音楽
|> もないという設定もできます。

∇確かに想像しにくい設定ですが、ほんの少し
この宇宙の物理定数が今と異なっていたなら、
ありうることなのかも知れません。

|> 弦をはじいたり、こすったりたたいたり、あるいは管に
|> 息をふきこんだり、リード、唇の振動を管で拡張したり
|> 、あるいは、電気的に音を合成することはできるけども、
|> そこからなにか楽しいことができるという発想が全くな
|> い世界というものを想像してみるのも面白いです。

∇我々人類は、というより私という個人でも当て
はまることなのかも知れませんが、人は結局、
常識的な考え方の虜になっているのでは無いで
しょうか?
認知科学が示す実例からすると、脳に障害を受けた
人は、その人が考える物理法則すら他の人と異なっ
てしまうことがあるそうです。
自分の発想や考え方がほんとうに正しいかどうかは、
自然界による検証無しには言えないことなのでは
ないでしょうか。
そういうふうに考えると、言われているような世界
がどこかに存在したとしても不思議ではないのかも
知れません。

|> あるいは、BachやWagnerの楽譜だけ残っていて、それが
|> ある種の「謎の超古代文字」とか「宇宙文字」とかで、
|> 、、、逆にこれだと人々の関心が集まるかもしれません
|> が。

|> 逆に、音楽を聴いたり、演奏するということではない思
|> 考というか、、逆に「楽しみ」という習慣をそぎ落とし
|> て、「研究」みたいなものにするのもおもしろいかもし
|> れないと思っています。
|> 何か今まで誰も気づかなかった「喜び」「現象」が生み
|> 出せるかも知れないと思うのです。

|> 音楽と数学の境界をなくすとか、、、、

∇そうは言っても、音楽を楽しむより研究する方
がおもしろいという人は珍しい人ですね。
大多数の人は研究するより聞いて楽しいんだ方が
いいと感じるでしょう。
人という生き物は宇宙という世界を研究するより、
感じた方が似合っているのではないでしょうか。
たぶん人以外の生き物も同じことですよね。
でも、他の宇宙(物理法則がこの宇宙と異なる宇宙)
が存在すれば、確かに、話は異なりますね。

|> 数学をヴィジュアル化したり、音にしたりすることもで
|> きるかも知れませんし、
|> 音階の規則として、新しい数学とか物理みたいなものが
|> できるかも知れません。
|> あるいは、心理学とか、脳科学、認知科学、工学、コン
|> ピュータ、、、
|> 音階というものにこだわる必要もないかも知れません。

|>
|> 脳科学、認知科学とか人工知能とかに関するおもしろい
|> 記事がありました。
|> http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20041029301.html

|> ======================
|> フロリダ州のどこかで、ラットの体から切り離された2万
|> 5000個のニューロン(神経細胞)が、米軍の最新鋭ジェット
|> 戦闘機『F-22』の操縦について考えている。

|>  これらのニューロンは、マルチ電極アレーの上で培養さ
|> れ、生きた「頭脳」を形成している(写真)。そして、これ
|> がデスクトップ・コンピューター上のフライト・シミュレ
|> ーター(写真)に接続されている。シミュレーター上の飛行
|> 機の水平/垂直方向の動きの情報が電極からの刺激によっ
|> て脳に伝達されると、ニューロンは興奮し、ある種のパタ
|> ーンの電気信号を発生する。その信号パターンを利用して、
|> 「身体」――この場合はシミュレートされた飛行機――を
|> 操れるようにしているのだ。
|> ...
|> 途中略

|> より大きな目標は、ニューロンどうしがどのように対話す
|> るかを解明することだ。たとえば、MRI(磁気共鳴映像法)に
|> よるスキャン画像は、何百万、何千万というニューロンが
|> 同時に伝達信号を発するようすを示す。しかし、MRIレベル
|> の解像度で、個々のニューロンの間で何が起こっているか
|> を見ることは不可能だ。ペトリ皿の上でなら、細胞群の神
|> 経活動を観察することができる。しかし、刺激や反応をや
|> り取りする相手となる何らかの身体的要素がなければ、生
|> 体条件下で行なわれる学習と成長のようすを観察すること
|> はできない。

|> ...
|> 以下略
|> ======================
|> このページの関連するリンクもおもしろいものがあります。

∇確かに、最近の脳科学や認知科学などに関する研究
の成果はめざましいものがあり、すこし前には考える
ことすらありえなかったことが実現できるようになっ
てきました。
次第に、人の存在価値も薄れ、人為的な構造物で代替え
できるようになりつつあります。
でも、それが事実であれば受け入れるしかないのかも知
れませんね。後は、人類が最も幸福になれる方法を模索
することが、重要なのかもしれませんね。
最後は、化学反応と意識との関連性なども明確になって
しまうのかもしれません。
シュレディンガーの波動方程式のように。



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