投稿者 松本 日時 2000 年 8 月 28 日 22:42:28:
回答先: Re: リタ。共感覚 投稿者 松本 日時 2000 年 8 月 27 日 21:13:37:
「ここまでわかった脳と心」( Susan Greenfield )
に触覚のことが記載されていましたので紹介します。
「触覚」
身体的な接触を感じること(触感)は、簡単な
ことに思えるかもしれない。
だが、たださわっていると感じるだけでなく、
肌をやさしくなでられることと乱暴につかまれる
ことの違いを区別しているのであるから、話は
もっと複雑なはずだ。
実際、「触覚」という言葉は、圧、温度、運動、
振動、痛みなど皮膚に基ずく感覚の一部を表して
いるに過ぎない。
触覚(皮膚感覚)は、さまざまな筋や腱、関節
などの体位を感じる固有感覚(深部感覚)とともに、
体性感覚システムを形成している。
皮膚の感覚受容器(外受容器)は、おもに真皮の
中に埋め込まれている(真皮は生きた皮膚層で、
死んだ固い組織である表皮のすぐ下にある)。
皮膚の感覚受容器にはおもに六つの種類があり、
分布状態は身体部位によってさまざまである。
口唇や指先など非常に敏感な部位では、1m�u
当たりに何千もあるが、ウエストのあたりなど
鈍感な部位は1m�u当たり100以下しかない。
これらのセンサーが物理的なひずみや温度変化
などによって刺激されると、活動電位が発生し、
それが神経繊維(軸索)に沿って伝導される。
軸索は集まって抹消神経となる。
抹消神経は脊髄の後根に入り、信号は脊髄を
上って脳に届く。
頭部と顔面部の触覚信号は三叉神経(第�X脳
神経)感覚枝によって脳に直接送られる。
脳に入った触覚情報は、大脳皮質の体性感覚野
に送られる。
体性感覚野は左右の半球の頂部にある帯状の領域
で、運動野のすぐ後ろに当たる。
ここで情報が分析され、さらに連合野で処理され、
感覚の種類の詳細が認識される。
大脳皮質の体性感覚野には「触覚地図」がある。
皮膚の特定の部位に割り当てられる皮質の広さは、
それぞれの部位の敏感さによって異なる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これらのことを絵にすると、
--┏━┓---┏━┓---┏━┓---┏━┓--- ┏━━┓
--┃目┃---┃耳┃---┃鼻┃---┃口┃--- ┃皮膚┃
--┗━┛---┗━┛---┗━┛---┗━┛--- ┗━━┛
----↓-------↓-------↓-------↓---------↓
--┏━┓---┏━┓---┏━┓---┏━┓-----┏━┓
--┃脳┃---┃脳┃---┃脳┃---┃脳┃-----┃脳┃
--┗━┛---┗━┛---┗━┛---┗━┛-----┗━┛
----↓-------↓-------↓-------↓---------↓
-┏━━┓-┏━━┓-┏━━┓-┏━━┓---┏━━┓
-┃意識┃-┃意識┃-┃意識┃-┃意識┃---┃意識┃
-┗━━┛-┗━━┛-┗━━┛-┗━━┛---┗━━┛
となるが、触覚を残りの四感とは違うもっと基本的
な感覚と考えると以下の絵になる。
この場合、皮膚の感覚は「触感」と考え、「触覚」
とは異なるとする。
--┏━┓---┏━┓---┏━┓---┏━┓--- ┏━━┓
--┃目┃---┃耳┃---┃鼻┃---┃口┃--- ┃皮膚┃
--┗━┛---┗━┛---┗━┛---┗━┛--- ┗━━┛
----↓-------↓-------↓-------↓---------↓
-┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
-┃--------------------触覚------------------┃┓
-┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛┃
----↓-------↓-------↓-------↓---------↓---┃
--┏━┓---┏━┓---┏━┓---┏━┓-----┏━┓-┃
--┃脳┃---┃脳┃---┃脳┃---┃脳┃-----┃脳┃-┃
--┗━┛---┗━┛---┗━┛---┗━┛-----┗━┛-┃
----↓-------↓-------↓-------↓---------↓---┃
-┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃
-┃--------------------意識------------------┃┛
-┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
この他にもいろいろなパターンが考えられるが?