投稿者 松本 日時 2000 年 8 月 21 日 23:04:48:
回答先: リタ。共感覚 投稿者 スターダスト 日時 2000 年 8 月 18 日 20:52:10:
|> さて、四感の統合に関して注目されますが
|> 共感覚となにか関係があるのでしょうか?
|> わかりませんがおもしろそうですね。
|> 触覚あるいは、フィーリングと
|> 他の四感との共感覚はいかがでしょうか。
|> 生まれつきこの方面の共感覚が
|> 優れた人はどのような体験をするのでしょうか。
まだ、この方面の研究内容の調査・整理の段階です。
最初に感覚器官の情報を脳がどのように処理しているか
あたりから見ています。
意識への道のりはかなり遠そうですが。
「100年前」
次の3つの基本的な考え方が一般に認められるように
なった。
1.脳の働きの全部が意識に対応しているわけではない。
2.意識には記憶が、それもおそらくきわめて短時間
の記憶が含まれる。
3.意識は、注意と深い関係がある。
「意識に対する科学的アプローチ」
研究に際し最も容易だと思われる形態は、
「視覚的知覚」である。つまり、哺乳類の視覚システム、
つまり人間はどうしてものが見えるのかを考える。
視覚システムについて現在得られている知識に関し、
驚くべき点が二つある。
一つは、視覚に関しては実に膨大な量の知見がすでに
得られているということ。視覚心理学(映画ではどう
して静止画像がスムーズに動くように見えるのか、と
いった問題を研究する)、視覚生理学(目の構造と働き
を研究する)、細胞生物学(神経細胞の働きを研究する)
、分子生物学(神経細胞の分子機構を研究する)、など
の分野の永年の研究から、人間や動物の視覚について実
に多くの実験的、理論的成果が得られているのである。
もう一つの驚くべき点は、これほど膨大な研究成果が
あるにもかかわらず、視覚については明快な解答がない
ということだ。
なぜかこの事実は、この分野の専攻学生たちには知ら
されていない。注意深い研究と十分な議論が行われて
きたあとでも、いま現在、視覚のプロセスにははっきり
した答えがないというのは、公表してはいけないこと
かもしれない。
物理や化学、さらに分子生物学といった成熟した学問
と比べると、脳がいかにして鮮やかな視覚画像を創り
だし、認識するかについては、その概要すらわかって
いない。視覚に関与しているごく一部のメカニズムなら
多少は解明されているが、「人間はどうやって色を識別
するのか」とか、「親しい人の顔を思い出すときに何
が起こっているのか」といった疑問−単純な疑問なの
だが−に対しては、くわしいことは何もわかっていない。