投稿者 Vosne 日時 2004 年 8 月 11 日 20:58:45:
回答先: Re: 重力波オルガン 投稿者 Tatsuro 日時 2004 年 8 月 10 日 19:41:07:
|> 僕は重力波というと、松本零士氏の漫画に出てくる
|> 重力波オルガンを思い浮かべます。
∇原理的には考えられますが、かなり重い鍵盤
が必要になり、実用的ではないですね。
地球ぐらいの重さのものをブラックホール
にして直径約3cmの球として鍵盤に取り付け
ないとほとんど検出できないでしょう。
[以下は重力波発生の一例]
質量100kgの2つの鉄球を2mの細い鉄棒の両端において
100Hzの周期で回転させた場合、発生できる重力波は、
・波長;1500km
・振幅;0.00000000000000000000000000000000000000001m
参照文献「重力波をとらえる,京都大学学術出版会」
|> まあ、どんな波でも鍵盤に割り付ければオルガンには
|> なるんですが、、
|> ただ、それが音楽として知覚されうるかどうかですね。
|> やはり音楽とするには、音波との関連が必要なのか、
|> もっと別の感覚器官を通じて、音楽が知覚されうるのか。
|> それとか、重力波による音階はやはり音波によるものと
|> 同様に、整数比がどうのこうのとか、あるのかどうか。
∇周波数はかなり重い鍵盤をどのくらいの速さで動かすか
にかかっていますので、原理的にはそれぞれの音階に相当
する鍵盤を考えることができます。
音として知覚するには重力波の検出器を準備して、検出
された重力波を音波に変換することが考えられます。
人が聞くのは音に変換されてからでしょうね、
|> あるいは、既存の音波を出す、たとえばギターとか、
|> バイオリンとか、管楽器とか、人間の声とかから、
|> うまい具合に調和を作ると重力波が生まれるとか、、、
|> その逆で、重力波をうまく調和させると音波が生ずると
|> か、、
∇非常に微少な重力波は何らかの物が活動すれば
何かしら発生はしているのでしょうが、あまりにも
微少なため、だれにも感じることができないので
しょうね。
(重力波とテレパシーの関係などもたぶん
あり得ないでしょうね)
|> そもそも重力波というものは人工的に鍵盤を押さえて
|> (なんらかのスイッチのオンオフみたいなものとか、
|> 教会のパイプオルガンのように、なにか大掛かりな仕掛け
|> 見たいな物がグォーっと動くようなものとか、、)
|> 作れるものなのかとか、、
∇原理的には考えることができますが、実用にはほど遠い
でしょうね。
|> まあ、どうでもいいことかもしれませんが。
∇重力波の検出は宇宙の誕生についての情報を与えて
くれます。紹介したホームページは「日経サイエンス
2004年8月」の時の始まりはいつだったのかという記事
に関連してなのですが、超弦理論によるいくつかの仮説
や初期のビッグバンモデル、インフレーションモデルなど
のどの仮説が正しいか、根拠を与えてくれそうな観測
につてのものです。
もし超弦理論が正しいということの根拠が得られれば、
宇宙には非常に小さな”バイオリンの弦”が無数に存在
し、それらが巨大なシンフォニーを奏でているのが宇宙
のほんとうの姿であることがわかるのかもしれませんね。