アダムスキー「生命の科学」 対訳

訳者あとがき

訳者あとがき

 

本講座はジョージ・アダムスキーが他界する前年の一九六四年に自家版で刊行したもので、一講ずつ分冊とし、一ヵにわたって毎月一講ずつ世界GAPネットワークの各国GAP主宰者に送ったものである。
したがって一冊の書物の体裁をなしていない。
アダムスキーについては本全集の他の巻をお読みになれば詳細がおわかり頂けると思うが、今世紀において他に類のない人物であった。
われわれの太陽系には全部で一二個の惑星があり、その全部の惑星に人間が存在し、しかも偉大な文明を築いているという説をとなえた上、彼自身の宇宙的な体験を公開している。
その詳細は本全集の第一巻から始まる壮大なシリーズで展開する。
しかもその発表は一九五三年から五五年の頃であるから、当然のことながら世界のUFO研究界で議論のまとになった。
加えて、その後の惑星探査機の科学調査の結果、金星の表面温度は摂氏四八〇度であるという説が米航空宇宙局から発表されたために、アダムスキーは不利になった。
口の悪いのになると「アダムスキーは世紀のペテン師だ」という人もある。
しかしこれは気の毒ながら世界のUFO問題の実態と大国改府の裏の裏をご存じない人の独断である。
訳者は過去一〇数度にわたって渡米し、アダムスキー問題やUFOに関して徹底的に調査した結果、多くの驚くべき裏情報をつかんだのである。
結論からいうと、アダムスキーの体験の内容はまさに真実そのものであり、驚異的な出来事であった。
しかも某大統頒の大事件までからんでいる古今未曾有の歴史的事実であるということを知ったのである。
一般で知られている歴史というものがいかに歪曲されているかと言えるだろう。
NASAが「金星の表面温度は摂氏四八〇度」と発表すれば、文句なしにそれを絶対視して疑わない科学者や一般人は間違っているというがごとき不遜な言辞を弄するつもりはない。
問題は、科学者の背後に「政治」が介在すること、そしてこれが鵺のような妖怪として暗躍している実態を知る必要があると言いたいのである。
それはさておき、われわれの重大な関心事となるのはアダムスキーの宇宙的な哲学である。
本講座に盛られた内容は古今東西のあらゆる宗教や哲学とも異なるもので、人間の宇宙的覚酸と超能力の開発を目指した自律訓練法を説いたものとして他に類例のないものである。
アダムスキーはこの哲学を異星人から伝えられたと述べている。
そうだろう。
この講座を理解して実践すれば素晴らしい奇跡が発生するからだ。
この実例は多い。
とにかく本書が世界に類のない驚くべき書物であることは、実践の結果によってのみ言えることである。
また、多年にわたってアダムスキーの支持活動を展開してきた日本GAPの機関誌にも奇跡発生の実例が掲載されるので、あわせて読まれたい。
黄全色のオーラを放つ本書の原題は『Science of life』であるが、本書では従来用いた日本語訳題名『生命の科学』を『21世紀/生命の科学』とした。
本書は、第2巻『超能力開発法』の続編と考えられるので、両書を合わせて熟読実践することによって素晴らしい能力が開眼し、真の意味での宇宙的な人間に成長することができるであろう。

 

一九九〇年六月
訳者 久保田八郎

 


 


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[日本語訳] 久保田八郎 訳(中央アート出版社「21世紀/生命の科学」より)
[英語原文] SCIENCE OF LIFE - STUDY COURSE by GEORGE ADAMSKI



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